2009年9月7日月曜日

キラカフェ「『本質』をめぐって~前編・『本質』ということば」

Almond です。
 考えたって、一銭の得にもなりません。断言します。それでも、心にかすかな小波をたてる思考って、あるじゃありませんか。それを考えてみたからと言って、すぐに生活が潤うわけじゃない。けれど、ながあいながあい時間をかけて、人類の生活の豊かさに(確実に)貢献してきた思考って、絶対に、絶対に、あるじゃありませんか。

たとえば。

中学校のころ、点は面積をもたないと学びました。小学校だったかもしれません。(わたくしごとですが、ずいぶん前のことです)線は、その点が集まって構成され、やはり、面積を持たないと学びました。それなのに、線は形を持って、目に見える形であらわされます。点もそうです。

なぜでしょう。

これは、線も点も、生活の必要上、面積をもたせて表示せざるを得ないだけで、それは、あくまで不完全な線、点。三角でも四角でも、わたしたちが頭で理解している美しい抽象は実際には存在しないのです。でも!でも、この世のどこかには(あの世かもしれない)、面積をもたない、完全な線、点が存在していて、わたしたちはその本質を理解してさえいれば、その仮の形を使って日々をやり過ごすことができる。

明日のキラカフェでは、こんな「本質」について考えてみます。仮の姿、うつろいやすい自身、うつろってやまない、豊かな外界。SLでも、RLでも、表現のありかたは本当に多様で、その多様さに圧倒されそうになることもよくあります。そんな豊穣の中にある本質とは、いったい何なのでしょうか。その豊穣と本質との関係は、何なのでしょうか。

場所はいつものキラカフェ。水先案内人、ミュージシャンのHiroshi Kumaki さんが「『本質』をめぐって:本質ということば」というトークをしてくださいます。

日時: 8日火曜日 22時-23時
場所: Kira Cafe (http://slurl.com/secondlife/BaikUn/247/96/251)

たとえば。

この世のものは何で構成されているのでしょう。すべてのものは、原子からなりたっていて、その原子は陽子、中性子、核で構成され、それは、さらに小さな粒子で構成され、粒子は紐の振動によって形をとり、その振動は・・・、まるでたまねぎの皮むきです。(らっきょうだったか)

はいー。だから、一銭の得にもならない議論だと言ってるじゃありませんか。

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