2009年3月31日火曜日

キッザニアの仮想空間版

27日バンダイネットワーク㈱㈱バンダイナムコゲームス㈱東急エージェンシーの3社は、小・中学生を中心とした子どもたちが楽しみながら、さまざまな社会勉強や仕事の体験ができる仮想空間「サークルリンクお仕事タウン」のサービスを無料で開始しました。
社会勉強以外に、知識・健康・環境・感動・友情」に関する意識・意欲を高めていくプログラムも用意されているようです。



このサービスは、バンダイネットワークスが2005年よりサービスを開始し、現在、小学生を中心に38万人以上の会員が登録するジュニア向けの情報共有サイト「サークルリンク」内に新たに追加するサービスです。
また、運営形態はキッザニアと同様の形態を取っています。既に、大塚製薬、東急、東芝、野村證券、ベネッセコーポレーションなどの企業が参入しています。
企業は仮想空間内で、子どもたちに対して直接インタビューができることにより、一般的なアンケート調査には現れない、子どもたちの本音を聞けたり、と企業が直接子どもたちとコミュニケーションをとることを可能とした、新たなマーケティングツールにもなりそうですね。


(出所:バンダイネットワークス プレスリリース)

海外では子ども向け仮想空間が盛況です。「サークルリンクお仕事タウン」も含め、数年後、セカンドライフ・ティーングリッド、そしてセカンドライフのユーザーへとなることを願いましょう。彼らを迎え入れるために、高い倫理観と社会的価値が認められる仮想世界となるよう、我々も努力しないといけませんね。
(参照:バンダイネットワークス プレスリリース)

2009年3月27日金曜日

サントリーの2D空間「ほろよい」

こんばんは、hisaです。

サントリーさんが、始めた2D仮想空間に行ってきました。
新しい缶チューハイのプロモーションとして構築された「ほろよい」の狙いは以下の通りのです。



ニュースリリースより
“近年、自宅でインターネットをしながらお酒を楽しむ20代が増えてきていることが、当社の調査結果からわかっています。当社は、20代を中心とする若者をターゲットに開発した、チューハイ「ほろよい」を3月17日から発売するにあたり、インターネットならではの“双方向コミュニケーション”を若者へのアプローチ手法の1つと捉え、現代の若者たちの飲用スタイルに沿う新たなコミュニケーションの場として、今回「ほろよい.com」を開設するものです。”

詳しい内容は、ニュースリリースを見ていただければ分かりますが、簡単に紹介します。
別途ソフトをインストール必要はなく、ブラウザで楽しめる2D仮想空間です。
仮想空間は、A~Eのステージに様々なテーマを持った9つの部屋が用意されています(5ステージ×9部屋)。1部屋20人、全体同時アクセス1,000人で、コミュニケーションはチャットのみです。
サントリーさんは、“コミュニケーションの場として・・・”とおっしゃておられますが、フレンド登録機能がなく、せっかく仲良くなった友だと継続的に会えることが出来ないのが残念ですね。技術的な問題なのか、群れることを避けるためなのか分かりませんが・・・。
登録は無料、アバターを作るのも簡単で、20代~30代の女性が好みそうな雰囲気で、3つの部屋を回りましたが、どこも7割~8割が女性アバターでした。
アクセスと滞在時間で「ほろよいポイント」が加算され、アイテムと交換が可能です。携帯電話からもアクセスできるようです。



国内産仮想空間でよく見られることの一つに、集まったアバターの中で話しているのは数人で、殆どのアバターは挨拶すら返してくれないのは、ここも同じでした。
チャットでの禁止用語はちゃんと“チョメチョメ”になります。上品な言葉使いが求められますので、乱暴者には不向きです。
私は、「飲み屋に行っても、食ってばかり」と打ったところ、チャットには音符が現れました。「食って」が禁止用語のようです。関西弁は不向きかも。

ま、手軽にネット上でリアルタイムコミュニケーションを楽しむには、お手軽なサービスではないでしょうか。親しみやすい仮想空間なので結構人気は出そうな気がしました。
「ほろよい」にログインしてつくづく思いましたが、セカンドライフのアバターは、限りなく人間ですね。
セカンドライフのアバター同士の間には、独特の緊張感が存在するな~と、つくづく思いました。
セカンドライフユーザーの皆さん、セカンドライフの息抜きにログインされては如何でしょう。
私は、結構楽しかったです。

2009年3月25日水曜日

セカンドライフの可能性を改めて感じたコスタリカ・シム

今晩は、ジョンソンです。

2つのシムで構成された、コスタリカ共和国の自然豊かな観光シム「Cocos Island」に行ってきました。
日本人に「コスタリカ共和国とは」と聞けば、どの地域にあり、どのような国かを答えられる方は多くはないと思います。私自身も、中南米に位置する自然豊かな国で、早くから自然保護に取り組み、世界で最初に軍隊を廃止した国であることぐらいしか知識はありませんでした。
その程度の知識を持ってコスタリカのシムに訪れた私を、良い意味で裏切ってくれました。シムの完成度は高く、それ以上に、コスタリカの自然に対する考えを、体験を通じて理解させるシム構築には感心するばかりでした。

青い海、青い空、自然豊かなコスタリカをイメージし、テレポートしたところ、まったく予期しなかった場所にテレポートしました。そこは真直ぐに伸びた宇宙の回廊でした。
宇宙の回廊を前に進むと、その両側にはコスタリカが豊かな自然の国であることを印象づける多くの写真が飾ってあり、回廊を進むと、その向こうに私たちが住む地球が見えてきます。
回廊の端に辿りつくと、テレポートポイントがありテレポート。宇宙船が迎えに来てくれ、これ、また意外な場所にテレポート。

 

イルカが泳ぐ、はるか彼方まで続く、青い海を疾走するクルーザーのデッキです。
しばらくすれば、目的地に着くのかと思っていたところ、そうではなさそうなので、船上を見回すと、クルーザーの後部に繋げてある小型ボートに「Touch」の文字。
タッチすると同時に、小型ボートに乗り移り、クルーザーから放され、小型ボートは進みだしました。

 

しばらく走ると、目の前に緑豊かな陸地が見え、小型ボードはぐんぐんとその浜辺に近づいていきます。
Cocos Islandに到着。

 

ここまで、お話すれば私が皆さんに何を伝えたいかはお分かりでしょう。
そう、彼らは単に自国の自然の豊かさだけを知らせるのではなく、宇宙的視点で地球の豊かな自然の素晴らしさとその大切さを伝え、彼らの自然に対する考え方を、セカンドライフを利用して伝えたかったのでしょう。
セカンドライフ内では、我々に対し、企業や各種団体などが、様々な形態で、様々な提案やコミュニケーションを試みてきました。
その多くは、現実社会と同様の手法を、セカンドライフに持ち込んだだけで、セカンドライフの機能を十分に利用したものではなっかたように思います。
今回紹介したコスタリカは、現実社会では多くの人が継続的に経験することが難しい「宇宙からの視点」を、現実社会に比べれば、はるかに制限の少ないセカンドライフの空間を最大限に利用したシム構築(プレゼンレーション)ではないでしょうか。

現在、教育機関や企業により、現実社会で行なっていたことをセカンドライフを利用することで、時間や経費、修学などの効果・効率が見込める取り組みがなされ、実績も挙がりつつあります。
今回、偶然とは言え予想を超えるコスタリカ共和国の観光シムの体験を通し、セカンドライフをはじめとする自由度の高い仮想世界は、利用側に多くの可能性を与えていることを改めて認識させてくれました。また、自由度の高い仮想世界でありながら、セカンドライフは非常に平和な世界で(一部不適切な行為をするユーザーはいますが)、自由度が高いからこそ参加者(ユーザー)は、個々に自ら現実社会にならい、現実社会で求められる倫理観と社会性を仮想世界の中にも持ち込み、「ビックシックス」と言う最低限のルールのみで運営されているにも関わらず、そこで活動するユーザーは、非常に高い倫理観と社会性を持って活動して(楽しんで)いることが、素晴らしいことであることを再認識しました。
素敵なシムの紹介のはずが、少しばかり堅い話となりましたが、是非ともコスタリカ共和国のの観光シムを体験して頂き、セカンドライフの可能性を感じて頂ければと思います。

※私のPCでスナップショットを撮ると、シャッターを切ると同時になぜかダウンしてしまうので、撮影はhisaさんにお願いしました。

セカンドライフで開業するお医者さん

こんばんは、hisaです。

今朝、少々お怒り気味にKira Cafeの告知を行って頂いたジョンソン所長、参加してきましたよ。
カフェのソファーは埋まり、立ち見が出るほどでした。



今夜のお題は「「パンデミック・インフルエンザとSL」。
お話頂いたのは、Dr. Naoki Turbo氏。穏やかな語り口で、パンンデミックについてや、インフルエンザの予防の基本などについて、我々にも分かりやすくお話して頂き、大変有意義な時間となりました。
Dr. Naoki Turbo氏は、セカンドライフ内に「直樹内科クリニック」という診療所をお持ちで、積極的に活動されています。

「直樹内科クリニック」のブログには、以下が記されていました。

“RLでの医療に不安や不満はありませんか?RL医師(専門:呼吸器内科)である直樹(naoki turbo)が、問診で貴方のご相談に応じます。ご遠慮なくお越し下さい。IMで呼んでいただいても結構です。なお、問診によって知り得た個人情報は守秘義務によって固く保護されますのでご安心下さい”

身体について心配事がある方は、相談に行かれては如何でしょう。

診療所内の画像:http://img01.slmame.com/usr/naokiclinic/Snapshot2_001.png
診療所SL-URL:http://slurl.com/secondlife/kanazawasling/210/231/431/

2009年3月24日火曜日

生活に役立つインフルエンザのお話し

今日は、ジョンソンです。

COM LAB研究員が、誰もお知らせしないので、今回は私からKira Caféの集いについてお知らせします。
本日の夜となりますが、Dr. Naoki Turbo氏による「パンデミック(下記参照)・インフルエンザとSL」と題したお話しを頂けるとのことです。
Dr. Naoki氏は、民間企業の産業医(専門は呼吸器内科)の先生であり、セカンドライフ内でも診療をされておられます。
今夜は、発生が懸念されている「新型インフルエンザ」についての復習と、セカンドライフをパンデミック対策に活かす可能性について、一般の方々にも分かりやすくお話し頂けるそうです。
大変興味深いお話が聞けると思いますので、皆さん是非ともご参加ください。

日時:24日(火) 22時~
場所:Kira Café( http://slurl.com/secondlife/BaikUn/247/96/251
※Dr. Naoki氏は、ボイスチャットを利用してお話し頂けますので、スピーカー又はヘッドホーンの用意をお願いします。

以下もご覧ください。
Kira Institute
Kira Japan
Kira Japan In The News


左から
某大学付属病院の先生 Dr. marube Oh
今回お話し頂ける Dr. Naoki Turbo
私(ジョンソン)



パンデミック(pandemic)とは
ある感染症や伝染病が世界的に流行することを表す用語である。日本語に訳すと感染爆発や汎発流行にあたる。 感染症がコミュニティ内で流行することをエピデミック(epidemic)と呼ぶが、それが規模が大きくなり世界各地で散発的に起こるようになった状態をいう。(出典::フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)

2009年3月23日月曜日

華やか春のファッションショー

こんばんは、Aiaiです。WBC、川﨑選手素晴らしかったです。明日はいよいよ決勝ですね!

週末Clothing Fair会場にいたところ、EmiさんからIMいただきました。EmiさんはジュエリーショップPISAのオーナークリエイターさんで、いつもすてきなものを教えてくださります。EmiさんからのTPには乗るべし、ということで飛んだ先は、「The East Meets West Spring Collection」会場でした。

国内外の10店による春のファッションショーが行われていました。ランウェイを行き交う美しいモデルとクローズ、DJによる音楽、照明など大規模なショーをリアルに演出していて楽しかったです。ヘアスタイルやメイク(スキン)、ジュエリーなどモデルのコーディネイトが服をより魅力的に見せたり、また実際に着るときの参考になったりというのはリアルのショーと同じですね。また、リアルなシルエットをつくるためにさまざまなパーツを装着する服が増えているので、POPだけではわからない動いたときのパーツの見え方などを確認できるのもいいところではと思いました。ただ、たくさんの人が集まる中で歩いているモデルの服をしっかり見るには、それなりの環境が必要かもしれません。私は最後まで読み込めない服がいくつかありました。
3月29日(日)朝10時から、2回目のショーが行われるようです。
■主催のAGATA Model agencyのブログ http://agata.slmame.com/

リアルでは東京コレクションが始まりましたが、世界中のデザイナーが集結して新作を発表する大規模なショーイベントが、インワールドで年2回とか定期的にあったら楽しそうですね。今夜はこれからCubic Effectのあと続けて隣の会場でLeezu Baxterを見て、明日はいよいよPaper Coutureね!とか(ショップ名などはただの妄想です)。ファッションを愛する多くのユーザーが集まって、きっと盛り上がるのではないかなあと思います。

2009年3月21日土曜日

軽やかに、Fairへ

こんにちは、Aiaiです。

セカンドライフ最大級のファッションイベント・Clothing Fair 2009、現在開催中です(フェア情報は以前の投稿にも)。私はまだまだ一部しか見ていないのですが、もう終盤ですね! 出かける前は、会場が広すぎてどう見たらいいのだろうと不安に思っていましたが、いざ行ってみると導線がとてもしっかりしていて回りやすかったです。SIM内は広々とした一本道を道なりに進めば一周できるようになっており、左右を見回しながらてくてく歩いていれば、すべてのブースをチェックできます。また各SIMの境に橋が架けられているのもわかりやすくて、知らない間に隣のSIMに入っていたみたいココはどこ。。などということもなく、SIMごとにしっかり見て回ることができそうです。

今回のFairはテーマが「海賊」なようで、何となくそれっぽい服があるかなと探していたところ、チャリティ商品にすてきなものを見つけました。Pixel Passionの「Blackwater」です。このベンダーは、チャリティ商品共通のもので、多くのブースで限定商品が用意されていました。右下に表示されている金額以上を支払うと商品を受け取ることができ、支払った金額は全額American Canser Society(米国癌協会)に寄付されます。
ミニスカートのままでも裾がビリビリしていてとてもかわいいのですが、Pixel Dollsのロングスカートを重ね、!BF!のネックレスとJ'sのブーツを合わせてみました。海賊ってどんな感じでしたっけ。。

公式ブログに、「イベントを楽しむために、ARC(=Avator Rendering Cost)をチェックして、軽装にご協力ください」というお願いがありました。ARCは、Advanced→Rendering→Info Displays→Avator Rendering Cost、で表示できます。全身プリムなし、システムレイヤーのみならば、数値は1になります。数値を減らすべくいろいろ着替えてみると、ヘアだけで5000を超えるものがあったりして驚きました。フレキシでないまとめ髪(ETDの「Tyra」)、システムレイヤーのみのドレス(PixelDollsの「Cheongsam: Floral Print」)、シンプルなパンプス(Ki2の「Little Wedgies Orange」)で、ARC56になりました。

Clothing Fair 2009は、SLTで22日まで開催中です。この週末は、ARCも軽やかに、ファッションの祭典を楽しんではいかがですか。

2009年3月19日木曜日

仮想世界を牽引する「ぬいぐるみ」

こんばんは、hisaです。

先日、日経MJ本誌で大きく取り上げられていた「うぇぶぐるみ」。セガトイズサンリオが共同開発した新キャラクター「シュエルペット」のぬいぐるみとして昨年の10月より販売が開始されています。
ぬいぐるみに付いている番号を「うぇぶぐるみ」に登録すると、購入したぬいぐるみと同じデザインのものが現れ、仮想世界内でペットとして飼育したり、他の飼い主と話しをしたりすることができます。
積極的なPRを展開していないにもかかわらず、発売3ヶ月で約4万個を出荷、「うぇぶぐるみ」への登録者も約1万人に達しているそうです。

<うぇぶぐるみ>・・・・ <Webkinz>


既に米国には「うぇぶぐるみ」のモデルになったと思える「Webkinz(ウェブキンズ)」があります。仮想空間連動型玩具として、カナダのGANZ社が2005年に開発・販売をし、ぬいぐるみ販売では2,000万個(¥1,659/1個)の大ヒット商品、仮想世界内ではゲームやごっこ遊びが充実しており、仮想世界で利用できる家具やアクセサリーを販売する「eshop」も運営しています($5~$9でチョッと高いかな)。
日本語版がないにもかかわらず、日本でも「ウェブキンズ」のブームは広がりつつあり、PC操作や英語環境に慣れさせるために教育熱心な親には好評のようで、また、英語の勉強用として20歳~30歳のOLの購入・利用が進んでおり、米国の子どもたちとのコミュニケーションが、手軽な英語教材として関心を集めているようです。

ウェブキンズ日本代理店:http://www.webkinz.co.jp/index.html
日本語での利用方法:http://www.webkinz.co.jp/webkinzguide.html

たまごっち、ポストペットとデジタルペットたちは、新たなビジネスモデルの立役者として、仮想世界発展のけん引役になりそうですね。また、子どもたちがグローバルな仮想世界を利用することで、グローバルな感覚を身に付ける機会にもなって欲しいですね。

2009年3月17日火曜日

こころに響く仮想世界の物語

こんばんは。確定申告と締め切りをギリギリでクリアしたAiaiです。

すてきなショートムービーを教えていただいたのでご紹介します。10分に満たない短いものですが、心に響く美しい作品だと思います。描かれているヴァーチャルワールドのようすが、なかなかセカンドライフな感じなのです。not possible in real lifeなどセカンドライフ関連ブログでも紹介されていましたので、すでに観られた方も多いかもしれません。まだの方はこの機会にぜひぜひ観ていただけたらと思います。
World Builder from Bruce Branit


写真でも絵でも、目の前に作品を観るだけで、生きている人の濃厚な気配や植物のむせ返るような香りなど、描かれた世界をリアルに体感してハッとすることがあります。セカンドライフは、描いた世界の中を人の形で歩き回ったり、またその体験を他人と共有したりもできるので、「その世界に実際に居るような感覚」を強くリアルに体験しやすいと思います。その力は、インワールドでアートに触れたときなどに実感していましたが、「World Builder」を観て、物語で描かれている通り、人をさまざまな形でサポートしたりケアしたりすることにも実際有効なのではないかなと思いました。

セカンドライフを楽しんでいる私にとって、「World Builder」の世界はとても身近にも感じられ、だからこそ「それでも叶わないこと」がせつなく心にのこりました。

2009年3月15日日曜日

リンデンラボ社、久々の日本へのメッセージ

こんばんは、hisaです。

COM LABも活動をお手伝いしているKira研究所の創立12周年とKira Japan設立記念して、シンポジウム「仮想世界の未来:科学と市民的社会への可能性」が、先月の24日ユビキタス協創広場CANVAS(内田洋行)で開催されました。
シンポジウムにはメディアの方々もこられており、翌日にはWebニュースで紹介されていましたが、12日日本情報産業新聞でも紹介されましたので、皆さんにお知らせします(即時性を求められない場合、随分たってから記事になることはままあります)。
シンポジウムについて紹介した後、COM LABにも時々遊びに来て頂ける、リンデンラボ社のマーケティング&PR担当の方のインタビューも掲載されています。

<緑の宇宙人?虫?がリンデンラボ社の方です>


その中で、現在1日に約100万人がセカンドライフを訪れており、日本人はその5%弱とのこと、今年中にサービスの完全日本化を完了させる予定で、ソリューションプロバイダーとの協業や案内人(メンター)を増やすなどし、日本人ユーザーの獲得・継続のために支援体制を拡充する予定とのこと。
リンデンラボ社の方がインタビューに答え、日本に対してメッセージを送ったのは暫くなかったことではないでしょうか。そういう意味では、期待が持てますね。

2009年3月14日土曜日

仮想世界でパブリックビューイング

今晩は、ジョンソンです。

宇宙飛行士の若田光一さん国際宇宙ステーションへの出発が、スペースシャトル「ディスカバリー」に燃料漏れが見つかり、15日(予定)に延期となりましたが、若田さんが無事に国際宇宙ステーションに着き、宇宙ステーションに乗り込むライブ映像を ダレットワールド内で見守りながら、集まったアバター同士でチャットで感想や意見を共有する企画が計画されています。


現在行なわれているWBCやサッカーのワールドカップなどでも行なわれたパブリックビューイング(屋外公共スペースに大型モニターを設置・観戦すること)。パブリック・ビューイングで、スポーツ観戦を通じ、時間と感動を共有することを楽しむ人が増えてきました。
考えてみれば、セカンドライフ内であれば自国の人々だけではなく、対戦相手国の人々と共に時間を共有できるわけですから、応援にも熱が入りますし、観戦を通じて、外国人の友人ができたりと、現実社会でのパブリック・ビューイングもいいですが、仮想世界でのパブリック・ビューイングのほうがコミュニケーションの点では広がりあるように思います。

セカンドライフ内にはNASAもあるわけですし、NASAとリンデンラボが共同でやってできなくはない企画だと思いますが、リンデンラボさん、参入企業や参入機関に対し働きかけては如何でしょう。
パブリシティも取れますし、ユーザー獲得にも繋がるのではないでしょうか。
そうでした。日テレさんも参入していますから、セカンドライフ内スポーツ中継を協力要請しては如何でしょう。できればタイガースVSジャイアンツがいいですね。盛り上がること間違いなしではないでしょうか。
私はタイガース・ファン、カーネル・サンダースが見つかり、今年は日本一に輝く気配がプンプンしてます。

2009年3月9日月曜日

セカンドライフで貴方の居場所は?

こんばんは、hisaです。

先週に引き続き、COMLAB研究員のMemoさんによる「人はなぜ形のないものを買うのか」(野島美保著)を参考図書として「居場所」についてディスカッションを行います。
先週参加をされていない方でも、自身の考えるセカンドライフ内での「居場所」について、参加者の意見と比べるだけでも楽しいですよ。
Memoさんはのお話しは分かりやすく、進行もお上手なので気楽に参加ください。

■日時:3月10日(火) 22:00~
■場所:Kira Cafe (SLURL:
http://slurl.com/secondlife/BaikUn/247/96/251)

<参考資料>
野島美保氏へのインタビュー記事
http://www.4gamer.net/games/005/G000546/20081222001/
セカンドタイムズ書評
http://www.secondtimes.net/book/business/20081114_nojima.html

先週のディスカッションには、25名の方が参加されました。

2009年3月7日土曜日

感動のマシニマ

こんばんは、hisaです。

新たな創造空間として様々な試みがされているセカンドライフ。皆さんも良くご存知のNew World Notesに紹介されていたRysan Fall氏が製作したマシニマ(Machinima)に感動しました。

奇妙な果実(Strange Fruit)」と言えば、音楽好きの方なら良くご存知の名曲です。
伝説のボーカリスト“ビリー・ホリディ(Billie Holiday)”が歌った人種差別に抗議する曲です。1940年代のアメリカ、人種差別渦巻く中、この曲を歌う事は想像を越えるものだったでしょう。
しかし、彼女が歌う「奇妙な果実」は高い評価を得、レコーディングまでされました。黒人差別問題を訴える代表曲としてはもちろん、ジャズの作品としても高い評価を得た楽曲です。
単にマシニマとして質の高い作品だけでなく、人種差別の歴史、一人の女性ボーカリストの波乱万丈の生涯、人の心を動かした楽曲・・・・・・。今まで多くのマシニマを見てきたわけではありませんが、最も感動したと言える作品であることは確かです。
セカンドライフを利用して製作されたこの作品は、他に多く存在する表現方法(手法)と何ら劣ることがない表現ツールであることを証明した作品ではないでしょうか。
Rysan Fallさん、今後も素晴らしい作品の発表を楽しみにしています。

南部の木には奇妙な果実が実る
葉にも根にも血を滴たらせ
南部の風に揺らいでいる黒い死体
ポプラの木に吊るされている奇妙な果実
美しい南部の田園に
飛び出した眼、苦痛に歪む口
マグノリアの甘く新鮮な香り
突然肉の焼け焦げている臭いに変わる
カラスに突つかれ 雨に打たれ 風に弄ばれ
太陽に朽ちて 落ちていく果実 奇妙で悲惨な果実

2009年3月6日金曜日

Clothing Fair 2009開催間近

こんばんは。確定申告が期日に間に合うかどうか不安なAiaiです。

もうすぐClothing Fairが始まりますね! 世界中から170人以上のデザイナーが集まり、9SIMも使った広大な会場で新作ファッションを展示販売するほか、会期中はトレジャーハントやフォトコンテスト、チャリティオークションなどユーザー参加型のイベントも多数行われるようです。3月16日から22日まで1週間開催予定ですが、9SIMもあるので、ちょっとすいてから見に行こう。。などとのんびりしたことを言っていると全部みきれない可能性がありますね。。

インワールドでこんな大きなイベントを主催するのは?と興味がわいてブログをたどってみました。主催のRelay Raidersは、2007年にRelay for Life of Second Lifeの一団体として設立されたとあります。Relay for Lifeとは、American Canser Society(米国癌協会)のプログラムで、がん患者やその支援者が交代で24時間歩き続けるリレーウォークを中心に、日本を含む世界各地でチャリティイベントが行われています。その活動がインワールドに広がっていることを、私ははじめて知りました。Relay for Life of Second LifeのHPを見ると、募金額がL$55,230,079とあります(3/6現在)。日本円で2千万円以上になるでしょうか? すごい数字だと思いました。


リアルで、ある慈善事業を続けるNPOの代表にインタビューをしたことがあります。外国人であり、日本で長く活動を続ける彼の話の中で印象にのこったのが、「活動の意義を伝えて支援を得るために、工夫や技術が必要なのは当然のこと。お金を集めるためには“寄付のお願い”をいかに魅力的に行うかが大切なのです」という言葉でした。
世界中の人がインワールドでショッピングを楽しみながら、気軽にチャリティに参加できる。Clothing Fairはたしかに工夫に満ちた、魅力的な“寄付のお願い”ではと思います。

2009年3月3日火曜日

セカンドライフでいただきます

こんばんは。先日、仕事で大量のスイーツアクセサリーを見てテンションが上がったAiaiです。以前からスイーツアクセサリーブランド・Q-potなどの人気は知っていましたが、作るのも買うのも引き続き流行中だそうですね。たしかに、眺めているだけで楽しい本物そっくりの造形や質感、女の子らしさ?の演出に一役買ってくれそうな可愛く甘い色彩や雰囲気など、女性が魅力を感じるのもうなずけるような。私もデコッティは、ちょっとやってみたいです。。おなかすいてるときにやるとつらそうですけども。

さて、作りもののスイーツを見ていて思い出したのは、インワールドの食べ物でした。ものすごくリアルなもの、アニメ付きのもの、食べると減るもの、メニューが選べるものなどさまざまな商品があって楽しいです。人気の口にアタッチするスイーツなどは、可愛いアクセサリーとして楽しまれているわけで、リアルのスイーツアクセサリーに通じるものがあるのかなと思いました。こうしたインワールドの食べ物を愛するユーザーは多いようで、Flickrにも食べ物関連のSSだけを共有するグループ(SL PIXEL FOOD FETISH CLUBなど)があったりします。

上左のSSは、私が最近購入したインワールドの食べ物と飲み物です。口にくわえているのは[ lurveBite ] の「Bitten Toast Bread - Strawberry Spread」です。一枚25L$で、焼き目やトッピング違いの35種類から選んで購入できるほか、25種類ををダイアログでチェンジできるその名もsuper toastという商品もあります。
カップ&ソーサーは、TOSLの「*Sunshine* Cup&Saucer Set v1.1」で、ダイアログでカプチーノやクリームティーなどカップの中身が選べます。一客80L$で、絵柄もTOSLらしいかわいいものが揃っています。上右のSSで抱えているバケットが入った紙袋は、TOSLでいただけるfreebieです。

「食」はセカンドライフの弱点である、と聞いたことがあります。もちろん食品の味や香りを直接的に訴求することはできないわけですが、ユーザーにとってはアクセサリーやインテリア、またはコミュニケーションツールとして、「食べ物」はとても楽しい要素のひとつだと思います。

2009年3月1日日曜日

『人はなぜ形のないものを買うのか』の読書会をSecond Life内で行います

Bloggerっていまいちよくわからない…と思っていたら、いきなりタイトルのみ投稿やっちゃったぽいアホ研究員、Memo Parnallです。すすすすみませんすみません…

気を取り直して本題です。
去年の夏に『人はなぜ形のないものを買うのか』という本が出まして、これがオンラインゲームを中心に、「タダが当たり前になってしまったネットサービスでどうやってちゃんとお金を払ってもらえるのか/人はどういうサービスにお金を払うのか」「ネットコミュニティはどういう構造になってるのか」などなど、調査データをもとに論じた名著なのですが、この度in Worldで読書会をさせていただくことになりました。


=日時&場所=
日本時間 2009/3/3(火)22時から
KIRA cafeにて(参考:http://comlabjp.blogspot.com/2008/10/com-lab.html
http://slurl.com/secondlife/BaikUn/247/96/251
※テレポート地点から西側の平屋の建物に入ってください。

=参考資料=
http://docs.google.com/Present?docid=dd2xb2h8_34d9gxg37x&skipauth=true (当日配布資料)
http://www.4gamer.net/games/005/G000546/20081222001 (著者インタビュー記事)
http://www.secondtimes.net/book/business/20081114_nojima.html (レビュー)

当日は講演者ボイスチャット+質問や雑談は文字チャットで行う予定です。
http://www.sec-life.com/voice.html (ボイスチャット設定方法)


きっちりした研究会というよりも、30分ほどの概要説明およびトークという感じのゆるい会ですが、もしご都合がよろしければ、よろしくお願いいたします。