2009年8月12日水曜日

英国に見るセカンドライフ利用の研究

こんばんは、hisaです。

今日は、独立合成法人 情報処理機構(IPA)の天才プログラマー/スーパークリエーターの認定を受けておられる若き経営者にお会いしました(現在、150名ほどが認定されているそうです)。
天才プログラマー/スーパークリエーターとは、IPAが行う事業の一つで、我が国の次世代IT産業界を担う人材を発掘、活動支援など行う事業「未踏IT人材発掘・育成事業」で選ばれた、まさにIT産業の次世代を担う人材です。
お話ししていると、思考回路が我々凡人とは全く異なる頭脳の持ち主であるとしか思えませんでした。
発せられる言葉、話の順序、考え方などなど、全く無駄がなく、全てにおいて理路整然と話をされる方でした。かといって、温かみがないとか、とっつき難いとかという感じは受けませんでした。
ただ、何となく思ったのは、100年後の先進国に住むに人間は、皆こんな感じになるのかなと思ったしだいです。

と言う事で、今日の話題はセカンドライフの利用研究についてです。

COM LABは仮想空間が、「現実社会と相互に関係を持ちながら、結果として現実社会に貢献・還元できる事案を創造していけるアクセスブルな仮想世界であって欲しい」と願っています。
皆さんもご存知通り、世界中の大学などの教育機関では、セカンドライフ内に教室や実験室、創作活動の場として様々な利用方法が試され、実用されています。
これらは、現実社会と仮想世界が相互に関係を持ちながら(又は、仮想世界を利用することで)、現実社会では費用や距離・時間など、さまざまな理由で実現が難しい事案や、仮想世界を利用することで、より利便性が高まったり、効果が得れるまる事案など、仮想空間を利用することで、現実社会に貢献・還元できる仮想世界の利用を目指したものです。

そんななか、セカンドライフを大学の講義などに活用するための研究が、英国情報システム合同委員会(JISC)の元、The Open Habitat project team(オックスフォード大学、リーズ・メトロポリタン大学、キングスカレッジ・ロンドン)により行われ、セカンドライフを講義に活用するための教育者向けガイドを作成・公開しました。
The Open Habitat project teamは、研究をネット上に「OPEN HABITAT ~Learning in Virtual~」として公開しています。また、レポート「The Open Habitat Magazine(PDF)」としても公開しています。(英語が得意な方は、じっくり読んでみてはいかがでしょう)

(出所:英国情報システム合同委員会(JISC))


未踏IT人材発掘・育成事業」 (出所:独立合成法人 情報処理機構資料より)
ソフトウェア関連分野においてイノベーションを創出することのできる独創的なアイディアと技術を有するとともに、これらを活用していく能力を有する優 れた個人(スーパークリエータ)を、優れた能力と実績を持つプロジェクトマネージャー(PM)のもとに発掘育成いたします。
また、スーパークリエータとして認定された者が、新たなスーパークリエータの発掘を行う等の人材育成に参画していく環境を整備するとともに、ビジネス化の能力を発揮できるよう、産業界との連携を促進いたします。

英国情報システム合同委員会(Joint Information Systems Committee)
1993年、大学など高等教育機関における学術情報基盤として設立された非営利組織

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