皆さん、もうビューアを最新版にしましたか? WindLightが、とうとう標準仕様になりましたね。同時期にSIMをコントロールしているサーバーも新バージョンに更新されて、セカンドライフが着々と成長していることを実感する今日この頃です。
サーバーの更新で新しくなったのは、物理エンジンHavokです。物理エンジンというのは、アバターを含むオブジェクトの動きやオブジェクト同士の衝突といった処理、言い換えれば物理シミュレーションを行うプログラムです。Havokは、セカンドライフだけでなく、多くのコンピュータゲームにも採用されている物理エンジンの代表格です。これまでセカンドライフには、その初期バージョンが使われていましたが、今回、バージョン4.6に更新されました。
リンデンラボがHavokをバージョン4.6に更新した一番の理由はSIMの安定、つまり不慮の事故によるサーバークラッシュ、いわゆるSIM落ちを減らすためだそうです。それだけでなく、物理的なシミュレーションの精度が高まることで、オブジェクトの動きがよりリアルになることも期待できます。
ところが、同時に困ったことも起きています。オブジェクトのrezやtake、洋服の着替えに時間がかかるようになったという友人がいました。ふだんほとんど着替えることがないので、ぼく自身は気づきませんでしたが……おいおい、たまには着替えろよ>自分
個人的には、徒歩や飛行が速くなったよう
な気がします。おかげで、思った場所にうまく着地できない……。また、坂道に立つと、坂の下へ滑り落ちるようになってしまいました。もっとも、全員がそうなるわけではないようです。
SLの自宅には、ハミングバードが2羽います。このハミングバードは、アバターに近づいて来てツンツン突つきます。今までなんともなかったのですが、サーバーが更新されて以来、突つかれると動かしてもいないのにアバターが動くようになってしまいました。以前から苦手ではあったのですが、螺旋階段を上れなくなったのもその頃からです。
物理エンジンの衝突係数か摩擦係数、あるいはオブジェクトの質量が変わったのでしょう。今のところ個人的にはご愛嬌ですまされる程度ですが、エレベーターがうまく動かなくなったという知人もいます。リンデンラボが、こうしたパラメーターの微調整をしてくれることに期待したいと思います。
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