こんにちは、hisaです。故宮博物館に行ってきました。
と言ってもセカンドライフではなく、IBMと故宮博物院が共同で構築した「The Forbidden City」です。
以下の動画には、完成までの過程がまとめられており、入念な現地調査に基づいた仮想空間の構築であることが分かります。
「The Forbidden City」は、紫禁城を仮想空間で再現した、インターネット上の3D博物館です。残念ながら中国語と英語にしか対応していませんが、何らかの仮想空間のユーザーであれば十分に楽しめます。見学をするにはHPにアクセスし、専用アプリケーションをダウンロードすれば、無料で楽しむことが出来ます。
施設内は大変広く、テレポートを使って移動できるよう解説も含めたテレポート用のマップが用意されていていますので見学はスムーズにできます。
セカンドライフのようにアバターのカスタマイズは出来ませんが、清朝時代の装束アバターが数種用意されています。また、撮影機能使って、清朝コスチューム姿で友人にメッセージカードが送れます。施設や所蔵品をクリックすることで、解説を見ることができ、囲碁や弓道などを楽しむこともできます。
最近、仮想空間を利用した博物館などの構築がつづいてますが、これまでは本やテレビの特集で世界的文化遺産や科学、芸術などを知ることしか出来ませんでしたが、仮想世界を活用することで、世界の人々が集まり、文化遺産などを囲んでリアルタイムでコミュニケーションできるという新たな「場」ができ、増えていくことは素晴らしいことではないでしょうか。
このような取り組みは、大人にとっても子どもたちにとっても、国や文化、宗教を超えた相互理解を促進する場として、意義のあるプロジェクトです。
今後このような施設が仮想空間に多く構築されれば、それを活用した授業は楽しいものになるでしょう。故宮博物館のことは、高校のときに習ったような気がしますが、導入部で「The Forbidden City」を利用すれば、学生たちの興味づけになるとおもいますので、先生方、是非とも活用しては如何でしょう。
一言:博物館の数だけ、専用ビューアのショーカットがデスクトップに並び、その数だけIDやパスワードが必要になることを思うとぞっとしますが・・・・・。
概要やアバター:What is the Virtual Forbidden City
PDF資料:IDEA OF IBM(IBM-HPより)
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