働かない研究員、めも子です。いつもすみませんすみません……(あわわ)
昨日、興味深いSecond Life関連のネットニュース記事が出ました。
ブームから2年:「Second Life“不”人気、7つの理由」を改めて検証するブームから2年:Second Lifeは終わらない 増えるユーザー、成長する経済そもそも2007年3月に、ITmedia Newsの人気記者・岡田有花さんが書かれた「Second Life“不”人気、7つの理由」という記事がありまして、そちらでは広告を目的とした企業進出を中心としたブームを批判し、
Second Lifeは確かに、さまざまな可能性を持った新しい空間だ。それだけにそろそろ“空騒ぎ”をやめて日本人のユーザーコミュニティーを育て、Second Lifeの世界全体を盛り上げていかないと、メディアや企業からの過度な期待に押しつぶされ、広告に埋もれてコミュニティーも壊れてしまうのではと、記者は危ぐしている。
と警鐘を鳴らしたものだったのですが、これがなぜか「Second Lifeダメだ」論や「Second Lifeブームは某広告代理店の陰謀」論につながってしまったあげく、グーグルの「Second Life」検索結果の2位にずっと入っていました…
記事の趣旨としてはSecond Lifeそのものを否定するものではないのですが、Second Lifeに興味を持って調べたヒトの目に確実に「不人気」という言葉が入るのはどうなの…?と長い間ひっかかっていたのですが、今回の2つの記事は、2007年に岡田さんが指摘した7つの項目について再評価するというものです。ハード環境の敷居、登録や操作の敷居は下がり、メインランドの広告乱立問題も解消されてより住み良い空間になってはいるものの、「アカウントを作ってみたのはいいけれど、何をしていいか分からない」問題については、日本人コミュニティが拡大した結果、むしろ「たまり場」となる場所が見えにくくなって、2007年よりも深刻になっているのではないか、と評価しています。
へろへろなダメ住人としては、岡田さんが挙げている「なにをするにもお金が必要」という点は、ちょっと違うかなぁ…と思いますし、働かない研究員としても新しく始めた方がどんな風に住み着いて行くのか、逆に止めてしまう人はどこで引っかかるのかもう少し実証的な検討が必要ですが、Second Lifeの2009年春時点の様子の記録としても貴重なものだと思います。
ブームから2年:Second Lifeは終わらない 増えるユーザー、成長する経済の方では、マグスル新谷社長、Linden Labのリンクさん、クリエイターのminaさんの三人に現状についてインタビューする構成になっています。
どちらも長くはないですから、是非ご覧ください。
ところで、この記事がYahoo!ニュースに配信されまして、昨日夜はYahoo!トップの「トピックス」に取り上げられていました。言うまでもなく、Yahoo!トップは日本語でのWeb上の行動にもっとも強いインパクトを与える媒体です。というわけで……
※私は英語版クライアントを使っているのでメニューの表記が英語ですが、日本語版ももちろんあります。念のため。あと…わけのわからない服には突っ込まないでください!実験中だったんです!
Wassrで、3カ所ある日本人向けオリエンテーションアイランドに新人さんがぼこぼこと降り立っているという話が複数のユーザーさんから出て、サポートというか見物というか、とにかく行ってみたら既に25時ちかくでこんな感じでした…
画面右下に濃いめのグレーのサブウインドウがありますが、そこの緑色の点がアバターです…うわ〜……
とにかく、人数がたまってしまって重くなっている状態で、噂を聞いてかけつけた方が交通整理したり、質問を受けたりと色々サポートサポート。
私も何人かの方とお話していたりしたのですが、完全な新規アカウントではなく、「昔ログインしてみたけれど、わからなくて放置していた」方も結構いらっしゃいました。日本人向けオリエンテーションアイランドにはほぼ初めて行ったのですが、ほんとに昔の世界共通版とは隔世の感が…操作が日本語で書いてある!フリー品がわかりやすく一通り並んでる!日本語が聞える!!
というわけで、しばらく日本人新規の方が増えるんではないかと思います。
Rez-Dayに関わらず、もし迷子っぽい方をみかけたら声をかけてみると、ちょっぴり人助けになったり、新しいお友達が出来るチャンスになるかもしれませんね。
2 件のコメント:
hisaです。
リンデンラボ社のリンクさんとは、2年ほどのお付き合いですが、ネクタイ姿を見るのははじめですね。
おすまし顔も見たことないですね。
リンデンラボ社に何か起きたのでしょうか。
リンクさん、あの写真よりも普段の方がチャーミングな気もします(笑)
アダルトコンテンツの管理のやり方の変更など、最近のもろもろの動きもあわせると、やっぱり「社会の中でどう根付いていくか」を考えてブラッシュアップしていこうとしてるんじゃないかなーという印象を持っています。
07年に、日本の記者がローズデールにインタビューした時に、匿名性から起こるトラブルについては規制しないと答えていて、日本で広げたいのなら「BIG6というものを決めていて、我々なりのあんぜんあんしんでやってます」とそこは言わなきゃいけないところでしょ!と脱力したことがあったのですが、そういうギャップも埋まっていくといいなーと思います。
http://diamond.jp/series/worldvoice/1/?page=3
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