2009年3月25日水曜日

セカンドライフの可能性を改めて感じたコスタリカ・シム

今晩は、ジョンソンです。

2つのシムで構成された、コスタリカ共和国の自然豊かな観光シム「Cocos Island」に行ってきました。
日本人に「コスタリカ共和国とは」と聞けば、どの地域にあり、どのような国かを答えられる方は多くはないと思います。私自身も、中南米に位置する自然豊かな国で、早くから自然保護に取り組み、世界で最初に軍隊を廃止した国であることぐらいしか知識はありませんでした。
その程度の知識を持ってコスタリカのシムに訪れた私を、良い意味で裏切ってくれました。シムの完成度は高く、それ以上に、コスタリカの自然に対する考えを、体験を通じて理解させるシム構築には感心するばかりでした。

青い海、青い空、自然豊かなコスタリカをイメージし、テレポートしたところ、まったく予期しなかった場所にテレポートしました。そこは真直ぐに伸びた宇宙の回廊でした。
宇宙の回廊を前に進むと、その両側にはコスタリカが豊かな自然の国であることを印象づける多くの写真が飾ってあり、回廊を進むと、その向こうに私たちが住む地球が見えてきます。
回廊の端に辿りつくと、テレポートポイントがありテレポート。宇宙船が迎えに来てくれ、これ、また意外な場所にテレポート。

 

イルカが泳ぐ、はるか彼方まで続く、青い海を疾走するクルーザーのデッキです。
しばらくすれば、目的地に着くのかと思っていたところ、そうではなさそうなので、船上を見回すと、クルーザーの後部に繋げてある小型ボートに「Touch」の文字。
タッチすると同時に、小型ボートに乗り移り、クルーザーから放され、小型ボートは進みだしました。

 

しばらく走ると、目の前に緑豊かな陸地が見え、小型ボードはぐんぐんとその浜辺に近づいていきます。
Cocos Islandに到着。

 

ここまで、お話すれば私が皆さんに何を伝えたいかはお分かりでしょう。
そう、彼らは単に自国の自然の豊かさだけを知らせるのではなく、宇宙的視点で地球の豊かな自然の素晴らしさとその大切さを伝え、彼らの自然に対する考え方を、セカンドライフを利用して伝えたかったのでしょう。
セカンドライフ内では、我々に対し、企業や各種団体などが、様々な形態で、様々な提案やコミュニケーションを試みてきました。
その多くは、現実社会と同様の手法を、セカンドライフに持ち込んだだけで、セカンドライフの機能を十分に利用したものではなっかたように思います。
今回紹介したコスタリカは、現実社会では多くの人が継続的に経験することが難しい「宇宙からの視点」を、現実社会に比べれば、はるかに制限の少ないセカンドライフの空間を最大限に利用したシム構築(プレゼンレーション)ではないでしょうか。

現在、教育機関や企業により、現実社会で行なっていたことをセカンドライフを利用することで、時間や経費、修学などの効果・効率が見込める取り組みがなされ、実績も挙がりつつあります。
今回、偶然とは言え予想を超えるコスタリカ共和国の観光シムの体験を通し、セカンドライフをはじめとする自由度の高い仮想世界は、利用側に多くの可能性を与えていることを改めて認識させてくれました。また、自由度の高い仮想世界でありながら、セカンドライフは非常に平和な世界で(一部不適切な行為をするユーザーはいますが)、自由度が高いからこそ参加者(ユーザー)は、個々に自ら現実社会にならい、現実社会で求められる倫理観と社会性を仮想世界の中にも持ち込み、「ビックシックス」と言う最低限のルールのみで運営されているにも関わらず、そこで活動するユーザーは、非常に高い倫理観と社会性を持って活動して(楽しんで)いることが、素晴らしいことであることを再認識しました。
素敵なシムの紹介のはずが、少しばかり堅い話となりましたが、是非ともコスタリカ共和国のの観光シムを体験して頂き、セカンドライフの可能性を感じて頂ければと思います。

※私のPCでスナップショットを撮ると、シャッターを切ると同時になぜかダウンしてしまうので、撮影はhisaさんにお願いしました。

0 件のコメント: