2008年8月11日月曜日

仮想世界(メタバース)の将来

こんにちは、ジョンソンです。

日本国内でサービスを提供している以下の仮想空間(メタバース)のホームページビューをAlexaを利用して調べてみました。(上図:3ヶ月/下図:12ヶ月)



セカンドライフが他を大きく引き離しているかのようにみえますが、日本語HPデータ(jp.secondlife.com)を取ろうとしても、米国(本体)のデータしか取れないのがこのような結果となっています。
セカンドライフが、5下旬から6月上旬にかけてアクセスが増えているのは、セカンドライフを運営するリンデンラボの創始者・会長のフィリップ・ローズデール氏の来日に関わるものでしょう。
これは、他のデータでも同時期のアクセスが伸びています。
また、7月上旬の山は、IBMが行ったオープン・シムとのテレポート成功が7/5に伝えられたからでしょう。
ダレットの6月上旬の山は、確かTOYOTAさんのイベントが実施された時期ではなかったでしょうか。



昨年からのデータを見てみると、セカンドライフは右肩下がり、ダレットは横ばいで健闘、他社は今年になってから、注目されるようになったようですが、右肩下がり。
各社のホームページのページビューの増減が、そのまま新規ユーザー増や退会に繋がるとは言い切れませんが、社会の関心、ユーザーの関心と言う点では、気に留めておく必要がありますね。
そういう意味でも、セカンドライフやダレットに見られるように、何らかの仕掛けや開発に関わる案件などを定期的に発信していかないと、サービスへの興味が薄れていくかもわかりません。

最近では、Google「Lively」やFacebook「VIVATY」も三次元仮想空間のサービスの提供をはじめるなど、形態は違えども多くの仮想世界がサービスを提供・計画しています。
今後、どのような形態の仮想世界が支持されるのかは、現時点では判断できませんが、発展は続くでしょう。

今やインターネット網は、社会に欠かす事の出来ないインフラとなりました。
インターネット網は、デジタル情報伝達インフラであり、文字情報・画像・動画情報を、誰でも簡単に受発信出来る事を可能とし、距離と時間の壁をも取り払いました。
広く一般の方々が、インターネット網を使って、さまざまな経験が出来るようになって10年でしょうか。
通信を基とした技術革新とその活用は、目を見張るものがあります。
若い方々には、ピンと来ないかも分かりませんが、それはそれは目を見張る発展スピードです。
そのスピードを加速したのは、技術・サービス共に、社会に大きく貢献できる技術・サービスであると誰もが感じたからです。
仮想世界は、遠くはなれた方々と、今までインターネット網とデジタル技術が提供してくれたサービスなど、全ての要素を包含したサービスではないでしょうか。(セカンドライフを経験していない方には理解できないかも分かりませんが)

仮想世界のユーザーの皆さん、個人やグループで楽しむことも大切ですが、一度、「社会的に」と言う観点から、仮想世界を見てみては如何でしょう。 必ず、違った側面が見えてくるでしょう。
いや、見えたものは将来、
仮想世界のが担う最も重要な役割かも知れませんよ。

0 件のコメント: