リリースは出ていませんが、セカンドライフ公式ブログに気になるエントリーがポストされました。
ポストしたのは、リンデンラボでマーケティングおよびコミュニティーの開発を担当するVPのRobin LindenことRobin Harper氏。かつてSim Cityの開発で知られるゲームソフト会社、Maxis社(Electronic Arts社の1部門)の副社長を務めていた女性で、リンデンラボ設立当初からマネージメントチームの一員だった人物です。一昨年1月に来日した際にお目にかかったことがありますが、たぶん彼女はぼくのことなんか覚えてないでしょう><
ブログによると、その彼女が2月15日付けでリンデンラボを辞める!
去年3月14日、ンデンラボ設立者で当時はCEOだったPhilip Rosedale氏が、公式ブログでCEOから会長に退くことを宣言して以来、リンデンラボは自己改革を続けています。本人たちが自覚しないまま、いつの間にかグローバルなメタバースプラットフォーム提供企業に祭り上げられてしまったリンデンラボが、事の重大さに気づき、あたふたしながらも実像を虚像に近づけようと努力してきた1年といってもいいでしょう。
少しずつだが、ビューアも変わってきた。
1月26日にCOMLABのジョンソン所長が変わりはじめたリンデンラボで書いているように、その努力が少しずつ形を見せ始めました。ビューアや公式ウェブサイトのローカライズの進展もその一端ですが、経営陣の変化も見逃せません。M LindenことMark Kingdon CEOが1月27日付け公式ブログのエントリーNew Members of the Executive Teamで経営チームの新しいメンバーを紹介していますが、約1年前にPhilip Linden氏がCEO退任を宣言した頃と比べるとその顔ぶれは様変わりしています。
これまでの新人事は主に技術系のものでした。しかし、Robin氏の担当はマーケティングです。どんな人が新しくマーケティングの責任者になるのかわかりませんが、Philip Rosedale氏のCEO退任宣言に始まった自己改革が一段落し、メタバース・プラットフォーム提供企業としてのサービスの変革はこれから始まるということでしょう。
アクティブユーザーが1億人を超えたFacebookと比べれば少ないものの、現在も世界中で多くのユーザーがセカンドライフを楽しみ、仕事や趣味に役立てています。その実情を知ってか知らずか、展開を正当化するために勝手にセカンドライフを終わらせてしまった新聞記事がありました。もたもたしているのは認めますが、勝手に終わらせないでほしい。だって、セカンドライフは、ようやく第2ステージが始まろうとしているところなんですから。
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