2008年11月30日日曜日

ガウンで決めるチャンス

こんばんは。何だか毎日が締め切りなAiaiです。


でも、フォンタナ・オーケストラ
(リンクはブログです)のコンサート行っちゃいました。。。
29日、フォンタナ・ミュージック・タウンの第七回定期演奏会がありました。
演目は、モデスト・ムソルグスキー作曲、ラヴェル編曲の「展覧会の絵」でした。

席につくとHUDが届くので装着すると、下のような画面になり(描画途中のスクリーンショットですみません)、曲の解説を見ながら演奏を聴くことができます。
音楽と書道が選択制の高校で書道を取って以来、まったく音楽を学んでいない私ですが、おかげでとてもおもしろく楽しむことができました。


終演後、ロビーでオフィサーのラコさんにお会いしてうかがったところ、来月はいよいよ第九のコンサートだそうで、月並みですけど時の流れるはやさに驚いてしまいました。
ところで私は、去年の第九コンサートをはじめ、以前はフォンタナ・オーケストラのコンサートに来ると必ず途中で落ちてしまっていたのですが、
会場で環境設定の表示を最低にするようにしてから、最後まで楽しめるようになりました。
人が集まる場所で落ちてしまうという方は、試してみてはいかがでしょうか。

今日の会場では、素敵なドレスの方を何人かお見かけしました。
クラシックのコンサートって、ゴージャスなドレスやガウンが映える場所ですよね。
年末は、とっておきのガウンで第九コンサートにお出かけになってはいかがでしょうか。
エスコートする方も、ぜひタキシードで決めていただきたいですね!

2008年11月26日水曜日

文理融合

こんばんは、ジョンソンです。

セカンドライフがもたらす様々な現象は、文系だけでも、理系だけでも解決できない事柄が多く存在します。
セカンドライフと言う技術の中で行われているアバター同士のコミュニケーションに感情が伴い、それらは現実社会でおこるそれと極めて近い状態であることです。
つまり、現実世界で会った事のない人同士が、セカンドライフで会う事で相手に対して感情が湧き、それを持続していると言う事です。
それに加え、セカンドライフでの関係を経て、現実社会で会う事になった時、セカンドライフで過ごした時間が現実社会の時間としても成立してしまう事です。
このような現象は、文系、理系の学問だけでは解決できない、その隙間で起こっている事です。
この学問の隙間で起こっている事を研究し、学問とする事が、今、積極的に行われています。
それが”文理融合”です。

少しばかり固い話しとなりましたが、二人の研究員がセカンドライフの住人として、文理融合を自ら体験するあらたな活動を始めました。
文理融合を研究されている研究機関や大学の研究対象として、Aiaiさんも含めたモルモット・アバターとして、使ってもらっても結構ですので、お問い合わせ下さい。
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Yabushさん、”Yabush Yamdev's photostream”拝見しましたよ。
セカンドライフ・フォログラファーですね。特にジャンルを決めず、美しいシムやユーザーの活動が伝わるサイトなんでしょうか。Yabushさんが、スナップショットに興味を持つとは思いませんでした。
ところで、スナップショットに収まっているmogmogさんは、専属モデルさんですか。

hisaさん、”Hisa Oyen's Music Stream”拝見しました。
COM LABでは見せない一面を見せて頂きました。
結構、まじめに書いてるのには驚きました。
私もジャズファンですので、楽しませて頂きますね。

二人に先駆けて、セカンドライフのファッションのコーディネートを楽しまれているAiaiさんの”Aiai Jewell's photostream”もファンが多いようですね。

2008年11月24日月曜日

お知らせ

こんばんは、hisaです。

私事で申し訳ないのですが、COM LABを立ち上げるあたって、自身のブログを閉鎖して1年半、あらためて自身のブログを立ち上げましたのでお知らせいたします。



最近、カフェやバーのみならず、蕎麦屋や居酒屋でもジャズを店内BGMとして使用される所が多くなりました。
また、ジャズを聴き始める方も増えたように感じています。
ジャズと言えば、なんだか難しそうと感じておられる方や、どんなアーティストやジャンルから聞けば良いのかわからないと言う方が多いくおられるように思います。
そこで「あなたの心に優しく響くジャズ」をテーマに、音楽に関する様々な話題から、アルバム紹介まで、ゆったりとしたペースでお知らせしていきます。
皆さんにとっては、少々ムズムズとするといいますかKY!!と感じられると思いますが、自己紹介やジャズとの出会いについてもお知らせしていますので一読頂ければと思います。

COM LAB-Blig同様、”Hisa Oyen's Music Stream”を宜しくお願いします。

Music Blog:http://oyensmusicstream.blogspot.com/

最近、Yabushさんもflickrを始められたようなので紹介しときます。
僕には、知らせてくれませんでしたが・・・。
URL:http://www.flickr.com/photos/yabushyamdev/

研究員の皆さん、第一はCOM LAB Blogですからね。
僕も含め、所長に怒られないようにしましょう。

そろそろクリスマス

こんにちは。何もしない助手のさくらです^^;

さてさて、リアルもインワールドも、クリスマス気分が盛り上がってきましたね!
「XMAS」などのキーワードで検索して見つけたJura SIMのChristmas Villageへ出かけてみました。


クリスマスグッズを売っているショッピングモールに、スケートリンクやゲレンデもあって、とても楽しめました!
リフトで山頂に上がると、クリスマスの街並みが一望できます。
スケート靴もスキーセットもfreeで用意されているので、手ぶらで行って大丈夫です^^
お買い物だけでなく、こんな風に遊べる工夫もある場所って人気がありますよね。


大きなツリーの下には、freeのギフトもたくさん置かれていました。ホットワインもいただけます^^


クリスマス一色の街並みやお家を見たら、インワールドでもクリスマスの飾りつけをしてみたくなりました。
私は家がないので^^;、COM LABのクリスマスデコレーションをやらせてもらおうかと思います^^

2008年11月21日金曜日

噂のモン・サン・ミッシェル

こんばんは、hisaです。

大天使ミカエルの山という意味を持つ海に浮かぶ教会「モン・サン・ミッシェル(Mont Saint-Michel)」に行ってきました。と言ってもセカンドライフでの話しです。
世界遺産として世界屈指のフランスの観光地で、1300年の時を経てもなお、当時の姿を見せてくれる世界遺産です。
シム全体から漂う雰囲気、詳細に造られた町並み、最も驚いたのは所有する遺跡の本と見比べた教会の内部です。
質素な石で造られたの教会ですが、完成度の高いものでした。

 

制作されたのは、今月オープンしたWITHを造られたMoeka Kohimeさん。
日本人クリエーターの実力を世界に知らしめる作品といえる価値あるシムです。
スナップショットが、上手くなく申し訳ないのですが、私は「環境設定」で、海の色、空の色など様々な環境に変え楽しんでしまいました。

 

フランス大使館か観光局の協賛かお墨付きが取れないものですかね。
JTBさん、HISさんも考えてもらえないでしょうか。
また、クォリティーの高い世界遺産が数多くできれば、教材としての活用も見込め教育的価値も出てくると思います。

皆さん、大天使ミカエルの愛を感じに出かけられては如何ですか。

SL-URL:http://slurl.com/secondlife/Mont%20Saint%20Michel/104/29/21

2008年11月17日月曜日

無言で立ちすくむ抜け殻アバター「ボット」

ヨドバシカメラに行って、ネットブック人気の高さにあらためてビックリしているYabushです。

ボット(bot)と聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか? セキュリティに関心のある人だったら、コンピュータを外部から不正にコントロールするコンピュータウイルスの一種である悪質なプログラム、またはそのプログラムに感染したコンピュータを指す「ボット」を思い浮かべるでしょう。ボットはロボット(robot)の略で、サーチエンジンがデータベース作成のためにウェブサイトのデータを自動的に収集するプログラムもボットと呼ばれています。

セカンドライフにもボットが存在します。通常、アバターはユーザーがキーボードやマウスで直接、操作していますが、なかにはスクリプトでコントロールされているアバターもいます。それがセカンドライフのボットです。

その主な目的は当初、小遣い稼ぎでした。セカンドライフの小遣い稼ぎにキャンプがありますが、アバター1人で稼げる小遣いは高が知れています。でも、アバターが2人、3人と増えれば、稼げる小遣いも2倍、3倍になる。そこで、アカウントをいくつも作ってキャンプに出かけ、たっぷり小遣い稼ぎをしようというわけです。そこで使われるのがボットです。

ひとつの場所に設置できるキャンピングチェアには、数に限りがあります。それを1人でいくつも占領するのですから、迷惑な話です。1年ほど前に楽器屋さん巡りをしていたとき、ある大きな楽器屋さんの片隅でボットが売られているのを見たことがあります。店の一番奥のさらについ立ての陰という、とても分かりづらい場所です。

ボットの値段はなんと2,500L$! そんなに高いお金を払い、はたして元が取れるんだろうか? と、不思議に思ったのをいまでも覚えています。後日、その楽器屋さんに行ってみたところ、すでにボットは見当たりませんでした。売っていた本人も、ボットが堂々と売っていいものだとは思っていなかったということでしょうか。

これまで主に個人ユーザーの小遣い稼ぎの道具に使われていたボットですが、最近、その用途が変わりつつあるようです。今、積極的にボットを利用しているのは、店やショッピングモールが設置したキャンピングチェアを利用する客(?)ではなく、店やショッピングモールのオーナーだというのです。

地図を見て、アバターを表す緑の点が多いところに行ってみることがよくあります。人は、人がいるところに集まるーー。それは、現実の世界もセカンドライフも変わりません。また、セカンドライフの検索では、交通量が多いほど検索結果の上位にランクされます。そこで店やモール、SIMのオーナーは、人を集め検索結果がより上位にくるよう、さまざまな手を尽くすわけです。

その手段のひとつがキャンプの設置です。しかし、報酬が発生するキャンプには、それなりに費用がかかる。なんとか費用をかけずに、アバターを集められないものか? そこでボットの登場です。コンピュータウイルスのようなボットと違って、セカンドライフのボットに直接的な害はありません。第三者に費用を払っているかいないかの違いはあるものの、キャンプもボットも集客のためのサクラであることに変わりはありません。

ショップやSIMのオーナーもいろいろ考えるもんだ、と最初はその程度にしか考えていませんでした。が、Wagner James AuさんのブログNew World Notesを読んで、複雑な気持ちになりました。そのエントリーのタイトルはーー。

Bot Carnival: 10-15% Of Second Life User Activity Is Actually Bot-Oriented

日本語に訳すと、

ボットカーニバル:ユーザーのセカンドライフ滞在時間の10〜15%は、実はボットによるものだった


メインランドのショッピングモール。このとき広場には25人のアバターがいた。このなかの数名はボットである可能性が高い。

New World Notesによれば、10〜15%という数値はリンデンラボ社のCFOが公式ウェブサイト内のフォーラムで発言したものだそうです。リンデンラボ社が毎月、発表する統計データのなかにユーザ—のセカンドライフ滞在時間があり、今年8月の全ユーザ—の滞在時間は3,480万時間と発表されています。その滞在時間の10〜15%、つまり約350万〜520万時間はボットによるものだということになります。

それが事実だとすれば、大変なことです。Wagnerさんも、New World Notesに「これは、私が想像していたよりもかなり大きな数値だ」と書いています。ボットは直接的な被害を及ぼさないとはいえ、通常のアバターと同じように、セカンドライフのサーバーやネットワークのリソースを消費します。裏を返せば、この10〜15%がなくなれば、処理の遅延が多少なりとも軽減される可能性があるということになります。

先週木曜日に東京・渋谷にあるBarTubeに行ったときにも、ボットに関する興味深い話を聞きました。その方が管理するSIM周辺を地図で見ていたら、近くに緑の点が密集しているSIMがあった。アバター数は100名近かったそうです。いったい何をやっているんだろうと行ってみたところ、そこにいたのは同じ顔、同じ姿のアバターばかり。おまけにすべてのアバターには、Abc001 Xyzのように番号が振られた同じ名前が付けられていたそうです。何かのパフォーマンスなのか、集客目当てか目的はわからないが、不気味でさえあった、とその方はおっしゃっていました。

まだそれほど大量のボットが同じ場所にいるのを見たことはありませんが、店番をしていたり、商品のモデルをしているボットを見かけることはあります。これらは、ショップオーナーの知恵といってもよいでしょう。また、Second Timesによれば、ボットが人工知能の研究に利用されている例もあるそうです。

すべてのボットを一概に否定できないところが難しいところですが、滞在時間の10〜15%をボットが占めるというのは決して尋常ではありません。だって、キャンプ中に話しかけた相手がボットだったなんて、虚しすぎるじゃないですか。

環境シムに対する質問

こんばんは、hisaです。

セカンドライフ・ユーザーの方から、先日の「頑張って!!リンデンラボ」を読まれて、以下の質問を頂きましたので、私なりの考えをお伝えしようと思います。
「(一部抜粋)環境シムの事が、いろいろと言われていましたが、hisaさんはどのように思われているのでしょうか?」

環境シム(Open Space)の値上げ問題は、一応の決着は見たようですが、なんとも言いがたい数日間でしたね。
環境シムについては、当初より景観用としての利用が伝えられていましたが、リンデンラボからの十分な説明がなっかったのも確かだと思います(私はそう感じています)。
今までリンデンラボはユーザーに対し、社会に対し、その殆どの事案で十分な説明がなかったことは否めないと思っています。

しかし私は少し違った見方をしていました。
リンデンラボは、他のサービス提供企業に比べ、基本的にユーザーを信頼していると感じています。ビジネスでサービスを提供していることは確かですが、「社会のためになる仮想世界を共に創造していきましょう」という掛け声だけでなく、本当にそう考えている企業ではないかと感じているからです。
また、リンデンラボもユーザーとの信頼感は感じていたのだと思います。
そこに互いの落とし穴があったとだと思います。
俗な言い方とはなりますが「夫婦なんだから、全てを言わずしても分かるだろ」的な状態になっており、そこに互いの甘えがあり、一度問題が起これば思いもよらぬほど大きな問題になってしまうのではないでしょうか。
環境シムの件は、まさにこの壺にはまったのではないでしょうか。
サービスを提供する企業ですから、環境シムの使用用途については、十分な理解を求めた上で提供しなければなりませんし、ユーザー側も利用するからにはその使用用途について十分に理解して利用する必要があります。

リンデンラボは、今春マーク・キングドン氏がCEOとなり、夢を持った技術者中心の企業から、ビジネスとして成立し、ユーザーと共に継続的に成長していける企業へと変貌を遂げようとしているさなかです。
そのあたりも多少は影響しているとは思いますが、今回の件は、リンデンラボとユーザー双方に反省する点はあると考えています。

質問を頂きましたユーザーの方、答えになっていますでしょうか?
あくまで私の考えでお話しさせて頂きました。
今後とも、皆様からのご意見、ご質問などお待ちしております。


環境シムの新たな価格と利用規則についてお知らせしておきます。
当初の環境シムの利用目的(リンデンラボの意図)
コンテンツや通行がほとんどないオープンな場所としての利用

環境シムの定義

プライベート・シム(アイランド)の一種で、プライベート・アイランド所有者が自身の所有する土地の周囲に、田園や海といった負荷の軽い土地を追加するために設けられたサービス。

今回の問題となった原因とそれによる影響
大半は、居住用など環境シム利用範囲をはるかに超えた使用をしており、8月~9月にかけて行った調査で、コンテンツやアバターがオープンスペースに与える負荷が、リンデンラボの予測の2倍であった。
環境シムの過度の使用は、住人のイベントリー(持物)を管理するアセットサーバーのトラフィックを大幅に増加させ、その結果、ネットワークやデータベースにも大きな負担がかかり、インワールドの全般的なパフォーマンスの低下を引き起こす原因となった。

対策
現状の利用状況を維持するには、環境シムのパフォーマンスを改善する必要があり、対策として価格と運用方針の変更を行う。

新たな価格です。規程など詳しくはSL Forumを参照下さい。
環境シム(オープンスペース):初期費用250USD・75USD/月(従来通り) 
ホームステッド(新たに追加されたシム):初期費用375USD ・125USD/月
プライベート・アイランド(通常シム):初期費用1,000USD・295USD/月

SL Forum(日本語)http://forums.secondlife.com/forumdisplay.php?s=dc1a1d206c837371b31e8cd06394de8f&daysprune=&f=219
※初めて訪問する方は、以下のURUでSL Forumのトップに行くと思いますので、アバター名とパスワードでログインして下さい。 その後改めて以下のURLに移動して下さい。日本語の利用規程が見れます。

価格表とスペック(発表されているものに加筆しました)

2008年11月15日土曜日

スキンのトレンドはJapanese Beauty!

こんにちは。REDGRAVEからスキン「Sakura」がリリースされ、これはぜひさくらちゃんに着けてほしいな!と思っている間にLaqrokiからも新作スキンが発売されてるしで、in worldの時の流れに置いてかれてるAiaiです。
人気店の新作スキンが揃いましたので、DEMOなのですが一部ご紹介したいと思います。

私がいつも使っているシェイプはいささか汎用性が低いので、目的どおりモデルはCOM LAB所長助手兼スキン紹介担当(勝手に)のさくらちゃんです。
左が、「*REDGRAVE* Pale Skin -Sakura- // DEMO」のnaturalです。リアルでいきいきした質感で、こんな日本女性がいそうです。肌色2種、それぞれメイクが13種あり、各990L$です。
右は、「Laqroki ~ Suzu [Olive] DEMOS」の02です。なめらかなオークル系の肌が美しく上品な印象です。肌色4種、それぞれメイクが10種あり、各1500L$です。


どちらのスキンも名前やPOPのビジュアルからアジア女性をイメージしたものと思われるのですが、大人気SHOPが同時期にこうしたスキンを発表したのは、やっとアジア人ユーザーを意識してくれたのか、それともリアルでアジア女性の美が注目されていることの表れでしょうか。
そういえば最近、日本が大好きというアメリカ人男性とin worldでお話ししたときも、「日本女性の黒くてまっすぐな髪、シャープな目、美しい肌はとても神秘的だ!」と言ってましたっけ。
そして意外だったのが、「あとhigh cheek bonesもいいよね!」という言葉。高い頬骨?
頬骨の存在ってあまり意識したことなかったのですが、アジア人の特徴のひとつなのでしょうか。

つまりは、「チャーリーズ・エンジェル」のルーシー・リューみたいなルックスが、欧米視点の理想的アジア美人のひとつなのかもしれませんね。

2008年11月14日金曜日

頑張って!!リンデンラボ

こんばんは、hisaです。

皆さんは、もうご存知だと思いますが、10日(PSD)リンデンラボから「リンデンプライズ(The Linden Prize)」の発表がありました。

セカンドライフでの活動が、現実社会での仕事や教育、コミュニケーションなどに革新的な向上をもたらした活動(プロジェクト)に対し、年に一度表彰すると言うもので、副賞は10,000USD(約100万円)相当のリンデンドルが頂けるとの事です。
セカンドライフが2003年に一般に公開されてからセカンドライフの可能性を広げたのは、ユーザーと言っても過言ではないと思います。そういう意味では、リンデンプライズはユーザーの励みにはなりますね。

これはリンデンラボが、セカンドライフが他の仮想世界とは異なり、”ユーザーが自由に創造活動できる空間”であることを、広く一般に知らせることを目的に計画されたものと考えられます。さまざまな取り組みが、個人・企業・教育機関問わず可能であることの認知向上に努め、また、未だに解消されないセカンドライフに対する誤った理解や停滞気味と言われる現状を払拭する機会としても活用しようと考えているのではないでしょうか。加えて、一向に認知と理解が進まないビジネスでの活用促進も狙っているのかもわかりませんね。

以下にリンデンラボのプレスリリースをの一部を紹介しますが、セカンドライフを体験した多くのユーザーは、その可能性について大なり小なり感じています。リンデンラボは、それらを認識しているのであれば(以下赤字部参照)、もっと早い段階から、自ら積極的にアピールすべきだったのではないでしょうか。

10日のリンデンラボのプレスリリースより
マーケティング及びコミュニティ開発部門統括責任者ロビン・ハーパー12「サービス開始当初からセカンドライフのコミュニティでは、仮想世界における取り組みが現実世界におよぶ大きな価値を持つ可能性があると考えていました。人々の生活を向上させる仮想世界の慈善家や医療研究者、新たなビジネスチャンスを模索し、成功を収めた企業家、複雑な内容を革新的なシミュレーションを交えて教えるという体験を創出している教育者まで、現実世界に影響を与えた仮想プロジェクトの数は計り知れない。リンデンプライズは、セカンドライフのプロジェクトが現実社会に与えることのできる影響や独創性を紹介する絶好の機会である」

まぁ、リンデンラボは、「売り込みべた」「説明べた」であることは確かですが、サービスの最も特徴的なところをアピールしてこなかったのはいけませんね。
今回の発表は、環境シム問題の後だけに、何だか取って付けたような計画発表に見えてしまうのが残念です。
また、詳細については英語でしか発表されておらず(http://lindenlab.com/lindenprize)、これも1ヶ月前にローカライズ頑張りますと言った割には、英語圏以外の人に対しての配慮が欠けますね。せっかく良い賞の制定をしても、それに対する評価を自ら下げる結果となっています。

セカンドライフのユーザーは、大人のユーザーが多いこと(平均約35歳)、大学や企業のマーケティング担当などが注目し、活用している仮想世界であることなどを、もう少ししっかりと考え、認識して頂いて市場と向き合って欲しいものです。
とにもかくにも、日本からは社会貢献活動を行っているグループや慶応義塾大学の牛場先生(ブレインコンピューター)、精神的なバリアフリーを実現したYumixさん初め、応募資格のある方は沢山おられると思いますので、是非とも応募して頂きたいですね。

<リンデンプライズ概要>
仮想世界での創造的な取り組みにより、現実世界にも多大な貢献をしたセカンドライフの住人・グループを表彰する年一度の賞

  • 対象:住人であれば誰でも応募可能。現実世界においても実質的な影響を及ぼす成果を挙げた広範囲なプロジェクトで、さらに仮想世界と現実世界において相互に将来的な発展、知識、創造性、共同作業を促進し、影響をおよぼすと考えられるプロジェクトが対象
  • 応募締切:2009年1月15日(米国サンフランシスコ時間だと思います)
  • 受賞者発表:2009年4月(予定)
  • 発表概要:受賞者および最終選考候補者
  • 審査員(氏名の公表なし):リンデンラボ社員,セカンドライフの住人,外部見識者
リンデンプライズについて(The Linden Prize):www.lindenlab.com/lindenprize
応募用紙(Application Foam):http://lindenlab.com/lindenprize/application

2008年11月11日火曜日

教育のバリアフリーを考える

今晩は、ジョンソンです。

ハロウィンも終わり、冬の到来を感じさせる気候となりました。
昨日、早くもテレビからはクリスマスソングが聞こえてきました。
師走へと急かされてるようで、机の周りに散乱する資料の整理を思わず始めてしまいました。

整理の途中、面白いリサーチ報告を見つけましたのでご紹介します。
「大学の講義公開について」をテーマに、NTTレゾナントと慶応義塾大学が、全国のgooリサーチの登録モニターを対象に昨年行われたリサーチです。

有効回答者1,050名
講義公開している大学の取り組みついて肯定評価:79.4%
講義内容を見られるWebサイトを利用したい:83.5%
以上から、大学の講義公開に対する関心の高さが見られますね。

講義公開が社会にどのようなメリットをもたらすかについては、
「大学のオープン化(59.6%)」、「複数の大学の講義が比較できる(44.6%)」、「大学に対する社会的関心が高まる(42.6%)」となっていました。

受講の目的については、
「趣味や教養を高めたい(約7割)」と高い数字でしたが、実際に受講してみたい講義について聞いてみると「資格取得に結びつくようなもの」や「その大学の得意分野」というような、実用的な内容を望む結果が出ていました。

講義公開については、国・公・私立にかかわらず、多くの大学での取り組みを望む声が6割を超え、講義の提供媒体については「講義ノート、資料(68.5%)」「インターネットを活用した映像(56.7%)」や「音声(26.6%)」となっていました。

最も講義内容を見たい大学として「東京大学(261件)」「早稲田大学(96件)」「京都大学(69件)」「慶應義塾大学(59件)」となっており、自由な学び方を望み、より質の高い教育を望み、教養を高めたいと考える人が多いと考えられる結果となていました。

既に、米国の大学を中心に、セカンドライフを活用した講義、セミナーなどは盛んに行われており、セカンドライフによる教育のバリアフリーを実現しています。
COM LABが応援するセカンドライフを活用したSLU(Second Life University)の運営理念とは、紹介したアンケート結果にも繋がる取組みであり、今後の教育のあり方の一つの方向性を示すものではないかと、ふと、感じました。
彼らのホームページの冒頭には『セカンドライフを通して「誰もが、いつでも、どこでも」学べる大学です。』と掲げられています。


私自身も、SLUの講義に参加することで、有意義な時間を過ごさせて頂いています。
まだまだ、至らぬところはありますが、と言うより、至らぬところのほうが多いかもわかりませんが、SLUの講義に一度参加下さい。
セカンドライフだから実現できた、教育のバリアフリーを体験頂ければと思います。

机周りの片付けは、例年のごとくクリスマスが終わってからになりそうです。



大学の公開講義に関する参考サイト
日本オープンコースウェア・コンソーシアム:http://www.jocw.jp/index_j.htm

2008年11月9日日曜日

アーティストが作った秘密のお店

hisaさんに、COM LAB研究員の名に恥じぬようしっかり研究に取り組みなさい、と2つ前のエントリーで叱られた不良研究員のYabushです。

よく見るセカンドライフ関連のブログにWagner James Au氏のNew World Notesがあります。8月末に日本語版が出版された『セカンドライフ - 仮想コミュニティがビジネスを創りかえる』(日経BP社) の著者であるWagnerさんのブログは、セカンドライフを幅広い視点からとらえ、時にはリンデンラボに対して厳しい評価もする読み応えのある内容です。われわれCOM LABも見習わなくでは^^;。



今回のテーマは、そのNew World Notesの11月7日付けエントリーのひとつ”Brilliant Metaverse Marketing: The Secret Store Of Bryn Oh”。日本語に訳すと「卓越したメタバース・マーケティング: Bryn Ohの秘密のお店」とでもなるのでしょうか。

この短いエントリーでは、女性メタバース・アーティスト、Bryn Ohさんが自分の作品を置くために作った店を紹介しています。ところが、この店がいったいどこにあるのかわからない。彼女のプロフィールやブログにヒントを書かれているものの、彼女はいっさい所在地を明らかにしていません。元にパズルを解かない限り、その店にたどり着けない仕組みです。

Wagnerさんはこのエントリーに、「これは、とてもうまいマーケティングだ。Brynの店も人気を集めるに違いない。なぜなら大都市SIMには探すのが難しい秘密のバーがあり、そのなかには多くのトラフィックを稼いでいるところがあるのと同じだ」というようなことを書いています。




そう書かれたら、お店探しに挑戦せざるを得ません。というわけで、Brynさんのプロフィールに載っている「ピック」とブログのエントリーを手がかりに、まずNew Caerleon SIMに行ってみました。ここは、彼女がギャラリー兼アトリエとして使っているところです。

建物内部。ここに入るために、まず第1問目のパズルを解かなければなりませんが、注意深く周囲を観察すれば解けるはずです。建物内部には複数の部屋があって、彼女の作品がいくつも展示されています。作品以外に、Brynさんの詩が書かれたメモも何枚か置かれています。英語ですが、読んでみてください。詩は彼女の作品のモチーフであると同時に、お店の場所を探すヒントにもなっているからです。



勇んで謎解きを始めてみたものの、実はまだお店までたどり着けていません。だいたいの場所はわかったのもの、そこで待ち受けている「試練」に失敗し続け足踏み状態が続いています。試練? それは行けばわかります^^;。

その場所はNew Caerleonとは別のSIMで、Brynさんのプロフィールのピックがヒントです。



この話を友だちのMogmogさんにしたところ、しばらくして「あんな程度で失敗したわけ? ダサーッ」のメッセージと一緒に送られて来たのがこのSS(スナップショット)。壁も天井も床も真っ白な部屋……はたしてここが目指すお店なんでしょうか?



悪戦苦闘している最中に偶然、会ったBrynさん、実はぼくがセカンドライフにのめり込み始めた去年春以来の友だちです。現実世界では、カナダ・トロントに住み、アートを専攻する大学生です。hisaさん、Aiaiさんとも去年夏のKichijoji SIMの花火大会で会ってますが、2人とも覚えているでしょうか?


ぼくがあちこちフラフラしている間に彼女は作品作りに励み、今ではスチームパンク・アーティストとして、あちこちのギャラリーに作品が展示されるまでに成長していました。悔しいですが、脱帽です。写真のテントウ虫は1年ほど前にもらった初期の作品。今でも、昆虫を題材にした作品は多いようです。

作品も見応えのあるものばかりですが、お店を見つける謎解きもけっこう楽しめます。皆さんも、是非一度、挑戦してみてください。

セカンドライフで初めて出会ったお医者さん

こんばんは、hisaです。

Kira Cafeで、ご一緒させて頂いているmarubeさんがCOM LABに来られました。
marubeさんは女医さんで、大学病院に勤務されており、セカンドライフでは国内初の医療シュミレーションを可能とするために孤軍奮闘されています。
現在は、臓器をスカルプで制作するために悪戦苦闘とのことでした。
marubeさんの活動は、病院も認めている活動だそうで、勤務中でもセカンドライフにログインしているとのこと。(話しの分かる病院ですね)
COM LABで、何かお手伝い出来ることがあれば良いのですが、なんせ医学ですからね。


左から、marubeさん、私、Aiaiさん

医療シュミレーションの紹介
医療のシュミレーションについては、セカンドライフをはじめ、数種のプラットフォームでも開発されています。米国タコマ・コミュニティー・カレッジが、セカンドライフ内で開発したシュミレーション環境。




テキサス大学で開発されたシュミレーション用プラットフォーム「Pulse!!(是非ご覧あれ)」が、既に販売されています。

米国VVirtual Heroes社の「HumanSIM」。医療、災害などのシュミレーションを手がけています。こちらも必見です。

アイダホ大学では、セカンドライフ内で「Play2Train(サイトがオープンしていません)」を用いた、リスクコミュニケーションと危機管理システムの訓練支援のためのシュミレーションを作成しています。

仮想空間を活用したシュミレーションは、医療のみならず様々なものに利用可能で、以前は閉ざされた空間として3Dグラフィックを活用した宇宙飛行士やパイロット、軍事シュミレーションなどには用いられてきました。
しかしながら、超プロ用プラットフォームを必要としないものであれば、セカンドライフ上でさまざまなシュミレーションが可能となるのではないでしょうか。

例えばセカンドライフは、接客シュミレーションなどには、打って付けではないでしょうか。


セカンドライフを活用したmarubeさんの試みは、我々には想像のつかない難しさがあるでしょうけど、日本初の医療シュミレーション開発を目指して頑張って下さい。

2008年11月6日木曜日

素敵な一夜

こんばんは、hisaです。

いやー、昨夜はまいりました。
某出版社より、セカンドライフ内でのパーティーの催し物について相談があり、フォンタナ・ミュージック・タウン(FMT)に活動拠点を置くピアニストのYukiさんに出演を依頼する事になりました。
その打ち合わせが、昨夜サロン・ド・ミュージアムであり、打ち合わせの最後に、Yukiさんの演奏予定の曲の演奏を聴きながら、ペアでのダンスボールのテストも行いました。
パーティーの運営担当の女性が、ダンスボールにタッチ。
さー、男性陣は3名、誰もが動こうとはしませんでしたが、Yabushコールが女性陣から上がり、ダンスボールにタッチ。
最初は、冷やかされ、照れながらのダンスでしたが、時間が経つにつれテストである事も忘れ、COM LAB特別研究員である事も忘れ、Yukiさんの演奏にのって全曲1人で踊ってしまいました。
Yabushさんにとては、一足早いクリスマスになったのかな。
皆さん、Yabushさんの幸せそうな顔を見てあげて下さい。



Yabushさん、COM LAB研究員としての活発な活動もお願いしますよ!!

2008年11月4日火曜日

人気SHOPの超特価SALE

こんばんは。今日、恐ろしい納期の仕事を受けてしまったAiaiです。あまり考えないことにします。

ヘアの大型ショップ、ETDが30L$セールをしていますね!
ヘアのカラーパックは新作も30L$、バッグや靴は単色30L$もしくはそれ以下という驚きの価格です。
セール期間は12/26までですので、ゆっくり楽しめます。
TP:http://slurl.com/secondlife/ETD%20Isle/212/216/26/?title=ETD
HP:http://www.elikatiramisudesigns.com/


ETDといえば、私がSecondLifeを始めた昨年からすでにin worldではたいへん有名な大型ヘアショップでした。
高級ドレスショップのポスターなどにもETDのヘアがよく使われていて、初心者のころそうした華やかで美しいビジュアルを見て、「セカンドライフってすごい!」と驚いたのを覚えています。
かつての100L$セールでは、大喜びで、でも必死にDEMOって吟味して購入したこともありましたっけ。
そんな思い出のせいでしょうか、30L$という値段を見た瞬間に心の中で何かがはずれ、ちょっといろいろと買ってしまいましたので。。。お買い物のご参考に一部ご紹介したいと思います。
でもどれだけ買っても、ひとつ30L$ですから! それにヘアも靴も、やはりとても美しいものです。

左のヘアは「AVEDA - Long Wavy」、ブーツは「Heather Boots(Sand)」です。AVEDAのヘアまで30L$とはうれしいです!
右のヘアは「ETD Celia」パンプスは「d'Orsay Stiletto (Random Teal)」です。こちらのパンプスは20L$になっていました。


左のヘアは「ETD Laine」、ハンドバッグは「City Handbag (Ginormous Pack)」のPlatinumカラー、ブーツは「Heather Boots (Berry)」です。バッグはファットパックで100L$になっていました。
右のヘアは「ETD Charley」、バッグは同じくCity Handbag のBlack Croc、パンプスは「Starley Pumps (Silver)」です。


いま、お店はたいへんな混雑ですが、もう少しすいてきたらポスターを眺めながらゆっくり店内を回るのが楽しいと思います。
ETD店内には商品POPとは別に大きなイメージビジュアルがあり、たくさんの個性豊かなアバターがモデルをつとめていて、美しく見ごたえがあります。
それらを眺めるうちに、「あれ、こんな素敵なのどこにあった??」などと、ついまた買いたいものが増えるのですが。。。