VWC2008のレポート遅くなって済みません。
29日、VWC2008に、Yabushさん、hisaさんの3人で行ってきました。
目的のリンデンラボ社フィリップ会長の基調講演は10:10から、あいにくの雨で平日という事もあり集まりが悪いのではないかと心配しながら会場に行くと、なんと満員御礼。
基調講演のテーマは「Why?」の一言。
講演では、セカンドライフの現状・課題・展望に関する事を分かりやすく話されました。
講演では、スライドを使用したプレゼンテーションではなく、ご本人が撮りためたセカンドライフ内のスナップショットを自動スライドショーで流しながらの講演で、セカンドライフの世界を伝えるには適した演出でした。
講演のはじまりは、夢多き幼少時代の話しに始まり、事業を行う決断をした1999年、ブロードバンドのサービス開始と常時接続。GeForce2という3Dグラフィックのチップが開発され、三次元グラフィックの表示が可能となった事について話されました。
講演概要は、以下の通りでした。
1.ユーザビリティーの向上(今後の課題)
- 携帯ビューワ/(株)SUNとのライセンス契約企業開発済み
- PC用ライトビューアの開発(年内にはと言っていたと思います。)
- マウス一つでコントロールが出来る技術開発
2.セカンドライフは、言語の壁を超える
- 文字コミュニケーションだけでは、言語の壁が立ちはだかるが、セカンドライフではアバターのジェスチャーやアニメーション、さまざまな創造活動を核とした言語を超えたコミュニケーション(例:バンドを組みコンサートを開き、世界中の人々と音楽を通じコミュニケーションを行う)が可能である。
4.仮想空間の発展には
- 技術の標準化は必要。また、そのためには技術のオープン化も求められる
- それにより、複数の仮想空間を自由に行き来する事が可能となる。
- 遊びや創造活動など→教育機関の活用→企業活用(社内外での活用)の大きく3つのステップを経て、成長して行くと考えているとの事でした。
これらにはユーザービリティー向上や企業が活用する際のセキュリティーの問題などの技術開発が伴う事は言うまでもありませんね。
講演最後に質疑応答があり「セカンドライフユーザーとして、最もエキサイトした事は?」の質問に対して、フィリップさんは「日本シム「桃源郷」で翻訳ツールを入手し、日本人とチャットを行いコミュニケーションをとれた時」とおっしゃっておられました。
そして「翻訳ツールはリンデンラボが開発しているのではなく、ユーザーが開発し無料で配布している。」これがセカンドライフの素晴らしさと」おっしゃってました。
優しさと、感じの良さが漂うハンサムな方で、サンフランシスコの風を感じさせてくれる方でした。
その夜、行われたユーザーパーティーと渋谷BAR TUBEでのセカンドライフ・ナイトへ、私は行けませんでしたが、Yabushさんが行かれたので、レポートをお願いします。
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