2008年7月12日土曜日

出会いと可能性

こんにちは、ジョンソンです。

セカンドライフ内で活動する2つの学生グループを紹介します。

また、COM LABでは、この2つの学生グループの活動を見守っていきたいと考えています。

Second Life University」は、セカンドライフを新たなコミュニケーション・ツールと捉え、「誰もが、いつでも、どこでも学べる大学を!」をテーマとし、各界の著名人や学生の研究会などを招聘し、セカンドライフ内で公開講義(講演会やランドテーブル形式など)を行っています。

また、一人でも多くの方にということで、その模様はWebストリーミングでも公開されています。


Japan Metaverse Forum」は、セカンドライフをはじめてとするメタバースやオンラインゲームなどについて、学術的に研究を行うフォーラムで、ユーザーの心理まで踏み込んだ、非常に興味深い研究を行ってます。


7/5のブログに以下を書きましたが、このような若者の活用や研究が、セカンドライフを社会的に価値あるコミュニケーション・プラットフオームに発展させるのではないでしょうか。

7/5 COM LAB Blogより抜粋
「今後、ますます広がり、発展すると考えられる仮想世界(メタバース)。

我々は、偶然にも仮想世界創成期に、それらを利用・活用する機会に恵まれました。
ユーザーによっては、インターネットの創成期にも立ち会った方もおられるでしょう。
インターネット創成期に、社会的価値あるツールとして発展させようと、どれだけの人が考えたでしょう。
我々にとって仮想世界を真に社会的価値のある世界へと発展させる、それは、我々が社会的・地球的視点で、仮想世界について考え、利用し、活用することが大切なのではないでしょうか。・・・。」


学生の皆さんの活動ヒントになるかは分かりませんが、セカンドライフ・ユーザーは、大きく分けて3つに大別できると考えています。

但し、ユーザーは、いずれかの活用(活動)グループに完全に分けられるのではなく、個々のユーザーによって、その活用方法のバランスとが異なると考えています。
つまり、ユーザーは以下のいずれかではなく、以下のいずれをも体験し、体験たいと考えていると考えています。(詳細は省く)


①仮想世界だけで、社会性を持って自身の楽しみだけのために利用するユーザー(又はグループ)
  • このタイプのユーザーは、セカンドライフにおいてはまれであり、他の仮想世界およびオンラインゲーム・ユーザーには多く見られるタイプと考えられる。
②現実社会と相互に関係を持ちながら、結果として現実社会に貢献・還元できる事案をセカンドライフを活用して創造するユーザー(又はグループ)
  • 社会貢献活動・教育に関する事案などがその代表的な活用例。
  • 音楽や絵画など、文化的活動についても多く見られる。
③現実社会ではなし得なかった事案についてセカンドライフを事案実現の場として活用するユーザー(グループ)
  • 特に、音楽での活用や何らかの創造活動(販売商品の制作とショプ自体の制作)を伴ったショップ運営
「現実社会における社会性や倫理観」をもって、セカンドライフ内でも行動している点も見逃せません。
また、現実社会ではなかなか表す事の出来ない、本来人間が持つ人に対する優しさ(人情・思いやり・配慮)などが、現実社会よりスムーズに表現できる(行動できる)のが、セカンドライフではないでしょうか。

セカンドライフでの出会いは、優しさの増幅を招き、それが創造(広義の意)の力となっていくと、考えられるのではないでしょうか。


学生の皆さんは、どう考えられますか?

レポートで提出頂いても結構ですよ。


今回紹介した2つのグループは、セカンドライフを楽しんでいなければ出会えなかった方々です。
セカンドライフの素晴らしは、このような2つの学生グループに出会い、コミュニケーションが生まれ、現実社会にフィードバックできる可能性のある活動に協力が出来る事です。
随分前に学生を終えた、大人が集まる仮想研究所COM LAB。
これで少しは、活気が出るでしょうか。

2つのグループに所属する学生の皆さんにとって、セカンドライフを通して多くの良き出会いがあることを願います。
大人のお節介にならぬよう注意しまので・・・。

2 件のコメント:

h-okura さんのコメント...

こんにちは
大倉です。

先日はありがとうございます。
また、このような記事を書いていただき、ありがとうございます。
今後も、自分達、そして、他の学生の方と一緒にがんばっていきますので、どうか宜しくお願いします。

SLへ求めるユーザーについては、もうちょっと悩んでから、改めて、述べさせていただきます。

ではでは、失礼致します。

Dr.Jonson さんのコメント...

こんにちは、ジョンソンです。
hisaさんから皆さんの報告は受けています。
研究や自身の目的のためだけにアバターを作るのでは何も発見する事はできません、住人として活動する事も大切だと思いますよ。
世に知らされていない、セカンドライフ・ユーザーですら知らない、驚くような活動を行っておられる方は沢山います。
機会がありましたら、研究員の皆さんに紹介頂くといいですね。
活動、頑張って下さい。