梅雨の谷間の束の間の晴れの日を、ダラダラ過ごしているYabushです。
気に入ったSIMには、特にイベントが行われていなくても、しばしば訪れたくなるものです。そんなお気に入りのひとつに、KIREINA RESORT「KAZEの島&SOLAの島」があります。安らげる景観とクォリティの高い建物には、いつ行っても心地よさを覚えます。それでいて、制作者の押し付けがましくない主張が感じられる。それもそのはずで、この2つのSIMを制作・運営をしているのは、アトリエテンという建築事務所でした。
そんなアトリエテンのセカンドライフにおける建築デザインの技術の高さは、建築専門誌「日経アーキテクチュア」(日経BP)が主催したデジタルデザインコンペでも認められました。アトリエテンの応募作品THE MUSEUM OF THE GLOBEが、このコンテストの総合提案部門で見事、最優秀賞を受賞したんです。
空中に浮いた卵形の未来のミュージアムを一度、実際に見てみたい。そう思っていたら、なんと設計図どおりの作品がセカンドライフ上で再現されました。
SIMを丸ごとひとつ使ってTHE MUSEUM OF THE GLOBEを再現。
アトリエテンは今、レンタル掲示板で有名なGMOティーカップ・コミュニケーション(旧ティーカップ・コミュニケーション)のセカンドライフ事業に協力しています。同社は、セカンドライフに建物や道路などを自動的に設置するツール「アイランド・ビルダー」を開発・提供しています。アトリエテンは、このアイランド・ビルダーに建築デザイン面で協力しているそうです。卵形の不思議なミュージアムTHE MUSEUM OF THE GLOBEは、GMOティーカップ・コミュニケーションが所有するBlue Ocean JP SIMに設置されています。
あの卵形の建物が今後、どう変わるのか興味津々。
悪いと思いつつ、建物のてっぺんに座ってみました。いい眺め。
隙間から、勝手に中に入ってみました。まだ建物しかありませんが、
今後、展示物も作る予定だそうです。
ミュージアムにはまだ入り口はありませんが、隙間から中に入ることができました。開放感も閉塞感もない不思議な感覚です。まるで広い宇宙ステーションにいるような気分です……って、宇宙ステーションに入ったことなんかありませんけど。ここには、空間を漂うようなエコーがかかったゆったりとしたサウンドが似合いそうです。作ってみようかな。
浮遊する建物なんて、少なくとも重力のある地球では実現できません。そんな非(超?)現実的なものもできてしまうところが、セカンドライフの面白いところです。そして、それをリアルの世界で建築デザインを仕事とするアトリエテンの人たちが、本気でデザインしたのも興味深いところです。
この未来のミュージアムは、今年7月末までの期間限定展示だそうです。興味のある人は早めにどうぞ。
■THE MUSEUM OF THE GLOBE:
[追記] 上記SLURLでテレポートに失敗した場合は、SIM名を検索してテレポートしてください。SIM名は Blue Ocean JP です。(6/10)
■KIREINA RESORT
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