バーチャルワールドカンファレンス&エキスポ2008(VWCE)を真剣に見学するつもりが、リンデンラボ社フィリップ会長の追っかけになってしまったYabushです。
VWCE2008バーチャル会場
リアル会場へCOM LABのジョンソン所長とhisaさんの3人で行ったため、バーチャル会場へは行けずじまい。代わりに、Aiaiさんに行ってもらいました。もうひとり、相棒のHananaも行ってくれました。下は、そのとき撮ったスナップショットです。
これは、フィリップ氏に続く、2番手のIBM副社長ポール・レダック氏の基調講演の模様です。ストリーミングが不調だったようで、音が聞こえなかったり、スクリーンの一部が見えなかったりしたようですが、参加者は熱心に講演を聞いていたそうです。
VWCE、ブース巡りのフィリップ氏
さて、基調講演が終わったフィリップ氏は、疲れた様子も見せず、日本担当の土居氏と共にブースを見て回っていました。写真を撮る人、握手を求める人、名刺交換する人……、フィリップ氏の行くところは、常に黒山の人だかりでした。彼はまさしく、セカンドライフ界、いやバーチャルワールド界のカリスマですね。
どのブースも熱心に見ていたフィリップ氏ですが、特に興味深そうだったのが、神奈川工科大学&トライバースで展示されていた3面ディスプレイの立体映像、ハイビジョン以上に高精細な4000万ピクセルの液晶ディスプレイ(東芝ライテック社製)や、株式会社サイメン&Masterpiece製作委員会が展示していたアバターのフィギュア作成システムです。目尻を下げてニコニコしながら眺めていたのが、印象的でした。この笑顔! 彼と会った多くの女性が、「カッコいい」と言っていたのもうなずけます。
VWCEの会場は多くの人の熱気で相当に蒸し暑くなっていたせいか、ブースをひと回りしたフィリップ氏は、喉をうるおそうとビールを飲みに行ったようです。しかし、ほんの30分ほど休憩した彼は、会場へ戻って来ました。ユーザーパーティに出席するためです。
ユーザーパーティでも大人気のフィリップ会長
ユーザーパーティは、セカンドライフのほかViZiMO、ntomo、daletto worldなど6つの仮想世界を回って得点を競うVWCup スタンプラリー選手権2008の結果発表や、セカンドライフ内のエンターテインメントラジオ番組「ソラりゅう」のパーソナリティを務めるSolaryさんとRyunosukeさんの2人が登場した公開番組風のコーナーがあったり、リアル、バーチャル両会場同時に参加者全員でクラッカーを鳴らしたり、盛りだくさんの内容でした。でも、ここでも一番人気はフィリップ会長。ステージの様子を見る暇もないほど、彼は握手、名刺交換、写真撮影と大忙しでした。
ユーザーパーティのバーチャル会場を盛り上げたRyunosukeさん
ユーザーパーティのバーチャル会場にも顔を出したHananaによれば、参加者はリアル会場で何が起きているのかわからず、最初は戸惑い気味だったようです。なにしろバーチャル会場のスクリーンに映し出されたのは、リアル会場のテーブルに置かれていた唐揚げ! 「こっちにも唐揚げがほしいよ〜!」「腹減ったぁ〜」の声があがったそうです。
そこで大活躍だったのが、セカンドライフにログインしていたRyunosukeさんでした。機転を利かせて、たまたま持ち物の中にあった肉の塊をバーチャル会場の参加者に配り、リアル会場の様子をチャットで伝えたところバーチャル会場の空気は一変し、和やかな雰囲気になったそうです。
セカンドライフの中で食べ物をもらったところで、実際に食べられるわけでも、食欲が満たされるわけでもありません。セカンドライフの経験がない人には理解できないかもしれませんが、面白いことに飲み物や食べ物の効果は予想外に大きいもので、不思議なことに飲んだ気分、食べた気分になるものです。リアル、バーチャルの2つの会場でイベントを開くときには、バーチャル会場にも飲食物を用意する。案外、これはイベント成功の秘訣かもしれません。
リアル会場がひと際盛り上がったのは、フィリップ会長への質問コーナーです。リアル、バーチャル両会場からの質問で特に興味深かったのが、「はじめてセカンドライフで作ったのは何ですか?」という質問。どこかに風鈴と書いてあったのを読んだ記憶がありましたが、なんとポップガン(Popgun)だそうです。ポップガンはセカンドライフ・ユーザーなら誰でも持っているもので、Inventory - Library - Objectsの中にあります。皆さん、これを機会に、ポップガンで遊んでみませんか? ちなみに同じ場所にあるパーティハット(Party Hat)も、フィリップ氏の作品でした。
(VWCE2008 フィリップ会長追っかけレポートその2へ続く)
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